東方神起が史上初!6月3日連続日産スタジアム公演

全国ドームツアー大阪公演を行い、日産スタジアムでのライブ開催を発表した東方神起。左がチャンミン、右がユンホ

 東方神起が21日、全国5大ドームツアー「Begin Again」千秋楽公演を京セラドーム大阪で行い、6月8~10日に横浜・日産スタジアムで追加公演を行うことを発表した。約7万人を収容する国内最大規模の同所で、ライブを3日間連続開催するのはアーティスト史上初。東方神起にとっても13年8月以来、2度目の日産のステージに立つ。

 ツアーファイナルの余韻が残る中、ファンにはうれしいサプライズが待っていた。アンコールで、ユンホ(31)が「日産スタジアムライブが決まりました!」と発表すると、この日駆けつけた4万5000人から大歓声が上がった。チャンミン(29)は「5年前は感動した。その場所に、皆さんと一緒に戻りたいと思います」と笑顔を見せた。

 日産スタジアムは7万人以上を収容する国内最大規模のスタジアムだが、Jリーグ横浜F・マリノスの本拠地で、サッカー日本代表戦も開催されるため、ライブで使用できる日は限られる。またピッチの芝生保護のため、これまでライブは2日間が最大だったが、関係者によると、今年はW杯ロシア大会のためJリーグが中断し、芝生の張り替え時期と重なったことで、前人未到の3日間公演が可能になったという。

 今回のツアーは、ユンホが昨年4月、チャンミンが同8月に韓国軍から除隊され、約2年半ぶりの“再始動ツアー”だったが、会場の状況とタイミングが合致した。海外アーティスト史上初となる3度目の5大ドームツアーで、この日までに78万人を動員したが、追加の日産公演では3日間で22万人を動員予定で、同一ツアー合計は100万人となり、自らの動員記録も更新することになる。

 この日のステージでは、代表曲「Why?(Keep Your Head Down)」や最新曲「Reboot」など27曲を披露。360度回転するプロペラステージや、高さ15メートルのフライングで2階席、3階席のファンの近くまでいって沸かせた。チャンミンはツアーを振り返り「あらためて東方神起の居場所はここ(ライブ)だと感じました。本当に待っていてくださった皆さんと、最高の再会の場を作り上げられたことに感謝しています」。再会の旅はまだまだ続く。【大友陽平】

 ◆日産スタジアム(横浜国際総合競技場)の音楽ライブ 98年に開場し、99年8月にB’zが初めて開催して以降、東方神起含めて矢沢永吉、SMAP、サザンオールスターズ、AKB48、ももいろクローバーZら17組が実施。Mr.Childrenが最多の5回。ピッチの芝生保護もあり、いずれも連続2日間開催まで。東方神起は、13年8月に海外アーティストとして初めてライブを行った。