大林宣彦監督、闘病中肺がんは「私の体の同居人」

新作映画「花筐」の大阪公開初日あいさつを行った大林宣彦監督(撮影・村上久美子)

 肺がんで闘病中の大林宣彦監督(80)が27日、大阪市内で、新作映画「花筐/HANAGATAMI」の初日舞台あいさつに登壇した。

 ステッキを支えに「フレッド・アステアのようにステップでも」と言いながら、タップを踏むしぐさも。太平洋戦争の開戦前夜、少年少女の心の揺れを描いた青春群像劇にちなみ、体験談をノンストップで26分。がんには「私の体の同居人」などと言い、病との「共生」を語った。