中谷美紀TBSドラマ翻弄される夫婦、予想外の展開

TBS金曜ドラマ「あなたには帰る家がある」に主演する中谷美紀

 TBSでは、18年4月期の金曜ドラマ枠で、中谷美紀主演の「あなたには帰る家がある」を放送する(毎週金曜午後10時)。

 原作は、直木賞作家・山本文緒が1994年に発表した同名の長編小説。「夫婦」という普遍的なテーマをリアルかつドラマチックに描き、多くの反響を呼んだ人気作だ。ある2組の夫婦の日常に潜む、不満やすれ違い…。誰もが共感できるリアルな生活を基にした大人の群像劇でありながら、次々と起こる予想外の展開から目が離せない。

 主人公は、結婚13年目の主婦・佐藤真弓。演じるのは、テレビドラマはもちろん、映画や舞台でも広く活躍する、日本のトップ女優のひとりとなった中谷美紀だ。一人娘の中学受験が無事終わり、子育てがひと段落した真弓は、学費などで圧迫された家計を助けるべく十数年ぶりに仕事に復帰しようと決意する。

 真弓の夫で、住宅販売会社のサラリーマン・佐藤秀明を、今年芸能生活20周年を迎え、ますます魅力が増している俳優・玉木宏が演じる。

 家族の平穏を守るため真弓が一人で頑張ろうとすればするほど、秀明は窮屈さを感じ、真弓とは対照的な人妻との“落ちてはいけない恋”に奔ってしまう…。

 また、バラエティー番組で活躍する一方、俳優としても鋭いセンスをみせるユースケ・サンタマリアが演じるのは、物語のキーパーソンとなる茄子田太郎。家庭的で美しい妻を持つが、時代錯誤といえるほどの亭主関白でいわゆる“モラハラ夫”。自宅の外でもトラブルメーカーだ。職業は中学校の教師で、真弓と秀明とは、意図せず別々の場所で出会うことになる。

 その家庭的で美しい妻、茄子田綾子を演じるのは、容貌や仕草、その高い演技力で独特の存在感を放つ女優・木村多江。綾子は夫・太郎と息子とともに太郎の両親と同居する主婦として完璧な女性。家事と育児に没頭することで「幸せだ」と納得してきた綾子だったが、秀明と出会い、強く惹かれていく…。

 一見、平穏そうに見える夫婦でも、その足元には大きな落とし穴が!? 危機に直面することで露になったのは「夫婦の絆」の脆さだった…。忘れかけていた燃え上がる想いと裏切り。妻に…夫に…決して知られてはいけない…! “落ちてはいけない恋”によって、2組の夫婦が翻弄されていくという、「夫婦」をテーマにしたドラマでありながら、予想外の展開でハラハラドキドキのストーリー。

 「夫婦の絆」は脆い…。しかし、だからこそ、かけがえのないものだ。物語のラストには、温かな奇跡が用意される予定だ。本ドラマの制作にあたり、スタッフが実際に100人以上の女性にリサーチ。夫について、子育てについて、仕事と家事の両立について、トコトン「オンナの本音」を徹底調査! 「今」を生きる世間の“妻”たちの赤裸々なエピソードを盛り込んだユーモラスな「夫婦のあるあるネタ」に共感しながら、楽しめる。

<中谷美紀>

 Q.今回のドラマについて

平凡に暮らす主婦が、夫がある人妻に恋をしてしまうことで、初めて夫婦の危機に陥り右往左往するような物語です。夫婦の絆という、とても身近ではありますけれども、深く大きなテーマが含まれたドラマです。

 Q.演じる役柄について

 専業主婦として娘を育て上げ、改めて十数年ぶりに職場復帰し働き始めようとした時に、旦那さんがあらぬ方向に行ってしまいます。家族だからこそ身近だからこそ「ありがとう」や「ごめんなさい」が言えなくて、ほんの少しのボタンのかけ違いで、夫婦の絆にヒビが入ってしまう、そんなリアルな夫婦像をお見せすることになると思います。

 Q.共演者について

玉木宏さんは、私が演じる「真弓」の夫、結婚生活13年目、ちょっと駄目なちょっと抜けた旦那様を演じてくださいます。ユースケ・サンタマリアさんは、ちょっとモラハラ夫といいますか、少し性格に難のある歪んだ役を演じてくださいます。その妻を演じてくださる木村多江さんは、「真弓」とは対照的におせち料理も全て手作りで、ご家族に振舞っているような理想の女性を描いた役柄です。皆さん本当に達者な役者さんばかりなので、今から撮影が楽しみで仕方ないです。4人でどんなコラボレーションができるのかなとワクワクしています。

 Q.視聴者へメッセージをお願いします

100人以上の女性に実際の夫婦生活についてインタビューをして作り上げられたとてもリアルなドラマです。是非ご夫婦の方々もこれからご夫婦になろうとしている方も、夫婦の絆、あるいは愛について楽しみながら、一緒に考えていただけたらと思います。是非ご覧ください。

<玉木 宏>

 Q.今回のドラマについて

 一見、幸せそうな夫婦を描いたストーリーですが、夫が越えてはいけない一線を越えてしまう、そこに夫婦の危機が訪れるのですが、それでも夫婦である以上、色々な壁を一緒に乗り越えていかなければならない。そのような状況に直面したときに、“夫”は、“妻”は、この問題をどう乗り越えていくのだろうというテーマのドラマですね。

 Q.演じる役柄について

 結婚13年目を迎え、子どももいて、最初の頃は起きなかった問題が13年目だからこそ起きることもある。それなりに夫も妻も不満や不安を抱えますが、それをどう乗り越えていけばいいのだろうという思いを抱えた男性です。

 Q.共演者について

 主演の中谷さんには、これまで専業主婦の役というイメージがなかったのですが、今回2人で地に足が着いた夫婦役を演じられるということと、夫婦のシーンではクスッと笑える部分もあるので、楽しみたいです。木村さんとは以前にも恋人同士という設定で共演させていただきました。ユースケさんとはバラエティ番組でご一緒したことはありますが、ドラマでの共演は初めてです。みなさんとご一緒できるのが楽しみです。

 Q.視聴者にドラマの見どころとメッセージをお願いします

 結婚とはこういうものかなと、若い世代の方に想像してもらったり、実際に結婚されている方々には共感していただけるような「あるある」が詰め込まれています。大人の方や結婚されている方はもちろん、若い世代の方にも楽しんでいただける作品になると思います。