ラストアイドル発の5グループ、さらに飛躍の予感

「ラストアイドル」の、左から古賀哉子、長月翠、大石夏摘、阿部菜々実、吉崎綾、安田愛里、鈴木遥夏(2017年12月19日撮影)

 秋元康氏が企画したアイドルグループのメンバーを決めるオーディション番組「ラストアイドル」の2ndシーズンの最終回が、今週末の31日に放送されます。

 昨年末までの1stシーズンは、ラストアイドルという7人組アイドルグループのメンバーの座を、毎週、女の子同士で争う内容でした。今年に入ってからの2ndシーズンは、そのラストアイドルと、1stシーズンに敗れたメンバーたちで、別に結成された4つのグループ(ユニット)の計5グループが、2ndシングルの表題曲をかけて、総当たり戦のパフォーマンス勝負をしてきました。

 先週24日の放送回で、番組名であり、1stシーズンを勝ち抜いた精鋭たちで結成された大本命のラストアイドルが、決勝トーナメントに進めずにまさかの敗退。最終的には、織田哲郎氏がプロデュースするクールなかっこいい系の長身美女の集団Good Tearsと、秋元康氏がプロデュースする若い3人組のシュークリームロケッツが決勝戦に進出しました。

 日刊スポーツは、この5グループをインタビュー取材して、今週は毎日、1グループずつWEBページに記事を掲載しています。

 パッと見は、みんな同じように見えますが、実際に話を聞いてみると、それぞれが個性的。

 たとえば、ラストアイドルでいえば、21歳のリーダー吉崎綾が、まさに長女的な立ち回りで取材中も、無口になりがちな若手メンバーに、答えを促すような場面が何度もありました。頼りがいのあるまとめ役です。

 20歳の古賀哉子は、その吉崎をフォローするように、インタビューの答えが詰まりかけた時、答えが難しい時に、スッとコメントを差し込んできます。まさに、冷静に全体を見渡すことのできる次女です。

 18歳の安田愛里は、クールな外見とは裏腹に少しボーッとしがちなのか。質問された内容を忘れて、みんなにツッコまれるなど、笑いを誘ってくれる三女です。

 17歳の長月翠は、仲間からも「超マイペースで、超わがままで、でも超やる子」といわれるように、完全に7人組の輪の中心的存在で、一番大声でおしゃべりなムードメーカー。喜怒哀楽が豊かで、愛嬌(あいきょう)ある四女です。

 15歳の阿部菜々実は、グループの絶対的センター。168センチの長身と長い手足は、立ってるだけでも存在感が抜群。歌もダンスもピカイチで、長月と対照的に落ち着いた振る舞いは、個性的なお姉ちゃんたちを見渡して、優等生になった五女のようです。

 14歳鈴木遥夏は、おとなしい中でも、自己分析などはきっちりできていて、人の話に割って入ることはしませんが、大事な質問には的確な回答ができていました。

 最年少13歳大石夏摘は、さすがに取材でも自ら話しだすことはなく、“長女”吉崎から話す機会を促されていましたが、その初々しさがまさに末っ子ポジションでした。

 番組は、8カ月間放送されましたが、毎週30分の番組。出演した全25人の個性を映し出すには、さすがに限界もありました。上述のラストアイドルのように、じっくり取材すると、それぞれによりまだ見ぬ魅力が浮き出てきて、まだまだ掘り下げる価値がいっぱいありそうです。

 春以降は、同番組のほかにも新たに活動の幅を広げていくようです。アイドル戦国時代の中でも、独特の個性を放ちながら、さらに飛躍していきそうな予感がしています。