建造時5億円、女性扱うように…/加山雄三の光進丸

沖縄から帰京し、クルーザー「光進丸」の炎上について話し、厳しい表情を見せる加山雄三(撮影・林敏行)

 加山雄三(80)が事実上のオーナーを務めるプレジャーボート「光進丸」(104トン)が1日午後9時23分ごろ、係留中の静岡・西伊豆町の安良里漁港の陸から約20メートル付近で炎上した。

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 9年前、NHKの番組取材で光進丸に乗船した。「この3代目はもう25年以上で、今となっては一番思い出深くなってきてるよ」と、船内キャビンのカウンターバーに片ひじをかけて語ってくれた。「(和田)アッコや桑田(佳祐)も乗ってくれてね。みんなでパーティーをして、僕がここで手料理を振る舞ってるんだよ。300種類のメニューは作れるよ」と言い、この日もキッチンでササッとオムライスを調理。ベッド付きの船長室、リビングなども案内してくれた。建造時は5億円かけたという。

 昭和50年代の船だけに型は少しレトロも、手入れは隅々にまで行き届いていた。船は「処女航海」という言葉があるように女性名詞を使う。加山が愛する女性のように光進丸を大切にしていたのが伝わっただけに、火災は残念だ。【瀬津真也】