宇多田ヒカル離婚「数カ月前に別れている」知人証言

イタリア人男性と離婚したことが分かった宇多田ヒカル(10年11月21日撮影)

 宇多田ヒカル(35)が8歳年下のイタリア人男性と離婚したことが6日、分かった。無期限活動休止中の14年2月に再婚を発表。翌15年7月に第1子の長男(2)を出産した。前夫の写真家で映画監督の紀里谷和明氏(49)と4年半の結婚生活を経て離婚したが、再婚生活も約4年で終止符を打った。

 宇多田の離婚時期は不明だが、夫の出身地、イタリア南部プーリア州ファサーノ市周辺でも離婚の情報は徐々に広まりつつある。2人の知人は日刊スポーツの取材に対し「数カ月前に別れている」と証言した。一方、同市から3キロの村にある夫の父親が通う飲食店のオーナーに、離婚について直撃すると「ああ、日本人歌手と結婚した人? それは知ってる」と答えたが、居合わせた年配男性から「何もしゃべるな」と言われると口をつぐんだ。

 村のガソリンスタンドの男性店員は「クリスマスに子供と一緒に街に戻り、後から彼女(宇多田)も来て一緒にクリスマスを過ごしていました。その後3人でロンドンへ帰っていった」と証言した。以前から宇多田はロンドンを拠点としており、夫もロンドンで店を経営している。昨年末までは、周囲に夫婦仲は良好と映っていたようだ。

 宇多田は11年から無期限活動休止し、ロンドンに滞在。同市内のホテルのバーテンダーだった夫に出会い、再婚を決意した。14年5月にファサーノ市近郊の教会で挙式した。地元月刊誌電子版も「我々の時代のおとぎ話。ファサーノの若者が有名な日本人歌手と結婚」の見出しで報じるなど地元でも話題になった。

 結婚発表時に公式ホームページで夫について「自分でも意外でちょっと笑ってしまいますが、相手はイタリア人の男性です。これ以上ないほど『一般の方』」「根が誠実で多くの友人に愛される好青年です」とつづった。父親で音楽プロデューサーの宇多田照実氏もツイッターで「爽やかで陽気、賢いイタリア人青年です」と紹介していた。

 結婚生活は謎に包まれていたが、出産から約半年後、ツイッターで「毎朝6時半起きの生活なんて大学中退して以来15年ぶりだ」「『親』業には週末も休日も体調不良による欠勤もないと自分が親になるまで気付かなんだ」と子育てに奮闘する様子を明かしていた。

 静かに結婚生活に終止符を打ったが、16年春からの活動再開後の音楽活動は順調だ。昨年12月に歌手として20年目に突入。TBS系連続ドラマ「花のち晴れ~花男 Next Season~」(17日スタート、火曜午後10時)のイメージソングを担当。初めて新人プロデュースを手掛けた男性新人歌手、小袋成彬(おぶくろ・なりあき=26)が25日にメジャーデビューする。自分も年内にオリジナルアルバムを発売予定で、現在は制作活動に集中している。所属レコード会社は離婚について「プライベートなことはノーコメントです」と話している。