月亭八方「人生はばくち場」師匠可朝さんの秘話告白

「月亭可朝」お別れ会の献花台(撮影・奥田泰也)

 3月28日に急性肺線維症で亡くなった落語家、月亭可朝さん(本名鈴木傑=すずき・まさる、享年80)のお別れの会が24日、大阪市内で行われた。ばくちをこよなく愛し、型破りな生きざまを貫いた故人に合わせるよう、献花前にはヒット曲「嘆きのボイン」の出ばやしが流された。

 可朝さんの一番弟子、月亭八方(70)は68年に入門。可朝さんから「人生はばくち場や。強い順から舞台に上がれるんや」と教わったといい、ボートレースでロレックスの腕時計を質に入れ、十数万円の大穴を的中させた秘話を明かした。

 八方は「『こんなやつ、おらん』と言われるん(の)が大好き。破天荒いうのは、なかったもんを作るいう意味。まさに月亭可朝でした」と振り返った。