女優大野いと(22)が3日、目黒区の大円寺で、主演映画「クジラの島の忘れもの」(12日公開)のヒット祈願を行った。沖縄・座間味島が舞台の、実話に基づくラブストーリー。阪神淡路大震災で母を亡くし、心に影を落とすヒロインが、ベトナム人研修生に心を開いて変わっていく姿を演じた。
座間味島を訪れたのは2度目。初訪問は10年のCM撮影だった。「座間味島の人たちは、人数は多くないけれど、私のことを覚えていてくださって、人も季候もあたたかい中で撮影できました。すごく楽しかったです」。純愛を描いた作品に、大野自身も心洗われたようだ。「本当に純粋でピュアで、それが沖縄の風景と合致する物語。見ていてすごくきれいな気持ちになる映画なので、落ち込んでいるときに見てほしいです。日本とベトナムをつなぐ映画でもあるので、この映画を見て、ベトナムの良さを感じて欲しい」。
大野はこの春、都内の大学を卒業したばかりだ。「新たな一歩と言うよりは、一呼吸できている感じ。ずっと勉強と両立だったので、それがなくなるのが寂しい部分も大きいけれど、これから仕事1本になるんだとソワソワします」。撮影期間は大量の課題提出に追われた。「10個くらい出さなきゃいけなくて、ホテルに帰って、パソコンを開いて、コンビニでコピーして、郵送して…を繰り返しました」。
大学生活には「もっと恋愛を楽しみたかった」と後悔もあるという。「高校生の時は付き合ったことがなかったので、付き合ってみたかったです(笑い)」。このほど結婚した姉が心配し、いろんな知り合いを紹介してくれていると笑う。「いい人がいたら(恋愛を)したいです。理想ですか? 笑顔がすてきな、一緒にいて楽な人がいいです。一目見たときに『あ』ってなるかどうかが決め手な気がします。(好きな)タイプがなくて。いいなと思ったら、という感じです」。
「メナード」のCMでは深田恭子(35)と共演中。透明感のある上品な顔立ちだが、ふとした瞬間に見せる、どこか憂いを帯びた表情も魅力的だ。「仕事ではコメディーに挑戦したいと思っています。最近は過去にいろいろなものを背負った女性の役が多かったので、楽しくて明るい、笑えるような作品に出たいという気持ちもあります」。