TBSが若者向けにSNS活用の新報道番組を開始

TBSの新報道番組「Dooo」でMCを務める徳谷柿次郎氏(左)と第1回ゲストの柳下恭平氏(C)TBS

 TBSは30日、テレビでニュースを見る機会が少ない10代から20代をターゲットに、ウェブやソーシャルメディアなどを活用した新しい報道番組「Dooo(ドゥー)」を6月5日からスタートすると発表した。

 「Dooo」は「動いて動いて動こう」をテーマに、各界で活躍、行動しているゲストとの対談を通して、その生きざまを紹介し、ゲストを軸に気になるニュースや日本の未来を考え、今を伝えるだけでなく明日の行動につなげる報道番組を目指すという。

 テレビでニュースを見る機会が少ない生活者が受け入れやすいよう、スマートフォンやSNS向けに最適化した形でニュースを届ける。1回の放送は15分で、対談が盛り上がった場合は前後編30分の放送になる場合もある。ヤフーニュース動画内の「TBS ニュースバード Everywhere LITE」、J:COMのスマートフォン&タブレット向け24時間ニュース専門チャンネル「TBS ニュースバードEverywhere」、Facebook、ツイッター、文章や動画などをクリエイターが投稿するサイト「note」内の「『ニュースが少しだけスキになるノート』from TBS」などで配信する。またCS放送「TBS ニュースバード」や、J:COM「TBS ニュースバードEverywhere」でも火曜から木曜の午後10時半から放送する(再放送含む)。

 MCは、全国各地の求人や地元の話題を紹介したり、地方を活性化させるイベントを行うウェブサイト「ジモコロ」やウェブマガジン「BAMP」編集長を務める徳谷柿次郎氏と、TBS系「はやドキ!」(月~金曜午前4時)に出演の堀口ミイナ(27)が担当する。

 徳谷氏がMCを務める初回は、文章の校正・校閲を専門に行う鴎来堂代表、「かもめブックス」オーナーの柳下恭平氏をゲストに「本屋の閉店相次ぐ 本の未来は?」をテーマに放送する。また堀口がMCを務める6月7日の第2回は、学校法人ユナイテッド・ワールド・カレッジISAKジャパンの小林りん代表理事をゲストに「日本の教育 世界から見ると?」をテーマに放送する。地上波のニュースではあまり扱わないジャンルのニュースも、ゲストの熱量によって興味深い話に発展し、検索しても出てこない話が聞ける可能性もあるという。