他力ロスタイム運命の1分、NHKで瞬間18・6%

セネガルを下し、両手を掲げて喜ぶコロンビアのムリエル(ロイター)

 フジテレビが28日午後10時40分から放送したサッカーW杯「日本-ポーランド戦」の平均視聴率が関東地区で44・2%(関西地区41・3%)と、高視聴率を記録したことが29日、ビデオリサーチの調べで分かった。一方、NHKが同時間帯に放送した「セネガル-コロンビア戦」の瞬間最高視聴率が、深夜0時52分に、関東地区で18・6%(関西地区も同時間に16・8%)を記録。国民の多くが決勝トーナメント進出が決まる瞬間を固唾(かたず)をのんで見守っていた。

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 ハラハラの試合展開。日本代表が「0-1」での敗戦の腹を固めた直後、国民の関心は“裏番組”のNHK総合に向かった。決勝トーナメント進出を左右する同じH組の「セネガル-コロンビア戦」が試合終了間際に、視聴者の関心を一気に集めた。

 ビデオリサーチの調べでは、NHKが28日午後10時45分から150分間放送した「セネガル-コロンビア戦」の平均視聴率は関東地区で4・5%(関西地区3・3%)と低調だった。ところが、瞬間最高視聴率は、深夜0時52分に急上昇。関東地区で18・6%(関西地区も同時間に16・8%)と、試合終了の瞬間に限って跳ね上がった。

 NHKによると、試合終了1分前に記録したという。フジテレビが放送した「日本-ポーランド戦」の後半アディショナルタイムは3分。同時進行の「セネガル-コロンビア戦」は1分長い4分のアディショナルタイムが残されていた。日本の運命を握った「ラスト1分」。国民は決定的瞬間をNHKで見届けた。

 テレビ関係者によると、深夜0時51分の時点で、NHKが放送した試合の分刻み視聴率は1桁台だったとされる。フジテレビの日本戦終了後1分間で、NHKの視聴率が10ポイント近く跳ね上がったという。【中野由喜】