桜井玲香が語る舞台「半神」一気に駆け抜けていく

舞台「半神」の公開稽古に臨む藤間爽子(右)と桜井玲香(撮影・遠藤尚子)

 乃木坂46桜井玲香(24)と故藤間紫さんの孫で日本舞踊家の女優藤間爽子(23)が11日、東京・天王洲銀河劇場で、ダブル主演する舞台「半神」(11~16日)の公開稽古を行った。

 野田秀樹氏と漫画家萩尾望都氏が30年以上前に共同で戯曲化した作品。演出を中屋敷法仁氏が手掛ける。結合双生児の姉妹が、命を懸けた分離手術を迫られる物語。

 醜い容姿ながら高い知能を持つ姉のシュラを演じる桜井は「幕が上がってからは一気に駆け抜けていく、まさにジェットコースターのような舞台です」と話し、「最終的に遊びゴコロを芽生えさせるところまで行くことが目標なので、自分が持つパワーの全てを使って、双子の姉であるシュラを演じたいと思います」と意気込んでいる。

 美しい容姿を持つが知能が低く話すことができないマリアを演じる藤間は、演出を手掛ける中屋敷氏を「観客の皆様をひかせてしまうくらい、とんでもない演出を生み出す方」といい、「どんなときも1番に役者を信じてくれていたので、私は安心して自由にマリアを演じることができました」と稽古を振り返っている。

 藤間は今作が初舞台。「『緊張や不安でいっぱいです!』と言いたいところですが、不安は全くありません!なぜならシュラがいつも横にいてくれるから!」とコメントしている。