大手芸能事務所ホリプロが、８年ぶりとなる男優オーディション「Ｍｅｎ’ｓ　ＳＴＡＲ　ＡＵＤＩＴＩＯＮ」を開催することが７日、分かった。グランプリにはホリプロとの専属契約や賞金５０万円のほか、事務所の先輩、藤原竜也（３６）が主演する映画およびＷＯＷＯＷ連続ドラマ「太陽は動かない」（羽住英一郎監督、２０年公開および放送）への出演権が与えられる。

　ホリプロは藤原のほか、妻夫木聡（３７）松山ケンイチ（３３）竹内涼真（２５）ら売れっ子俳優を多く抱える事務所。４人ともオーディション出身者で、８年前のオーディションでグランプリに輝いた大野拓朗（２９）や審査員特別賞の古川雄輝（３０）も俳優として活躍している。若手の発掘、育成には定評のある事務所だ。

　このたび募集するのは、１５歳～２２歳の“原石”。ルックスのみならず雰囲気や個性、人柄などを総合的に判断し、次世代を担う俳優として可能性ある若者を発掘するのが狙いという。

　グランプリ受賞者が出演できる「太陽は動かない」は、「和製Ｍ：Ｉ（ミッション・インポッシブル）」との呼び声も高い、スパイアクション・エンターテインメント作品。約半年という異例の大規模ロケが予定されており、撮影前から話題沸騰中だ。グランプリ受賞者は「物語の鍵を握る重要な役どころ」を担うといい、アクションシーンも多そう。選考の過程で、羽住監督によるワークショップも予定されている。

　デビュー作で共演することになる藤原は「俳優という仕事に興味を持ってくれている全ての方に、平等にチャンスはあると思います。才能を見いだしてくれるスタッフの方がたくさんいるので、自信がなくちゅうちょしている人も、ぜひ一歩踏み出してもらえたらうれしいです。一緒に仕事ができることを楽しみにしています！」とコメントしている。