永野芽郁「半分、青い」社長をやる宣言21・5%

連続テレビ小説「半分、青い。」に出演する永野芽郁。(C)NHK

 女優永野芽郁(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」(午前8時)の10日に放送された第113話の平均視聴率が21・5%、11日放送の第114話も同じく21・5%(ともに関東地区)だったことが13日、ビデオリサーチの調べで分かった。

 これまでの最高視聴率は、8月8日に放送された第111回で、草太のカツ丼で大繁盛したつくし食堂に裕子とボクテが訪れてきて再会する、という回で24・5%だった。

 同ドラマは、岐阜県や東京が舞台で子供の頃に左耳を失聴した鈴愛(すずめ)が、家族や、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみたちに支えられながら成長する姿を描く。鈴愛は少しうっかりしているところもあるが、バイタリティーにあふれ、失敗を恐れない性格で、高度経済成長期を背景に一大発明を成し遂げる。脚本家北川悦吏子さんのオリジナル作品。主題歌は初の楽曲提供を行った星野源が歌う。

 あらすじは、鈴愛(永野芽郁)が律(佐藤健)のプロポーズを断った真相を、お酒が飲めないボクテ(志尊淳)が酔って暴露したことで、律は取り繕おうとする鈴愛に「気持ちに応えることはできない」と伝えた。その後、やり取りするうちに、いろいろと誤解があることがわかり、その場は収まっていった。その夜、家族全員が寝静まったころ、寝付けなかった鈴愛と裕子(清野菜名)はふたりで語り合うことに。後日、ブッチャー(矢本悠馬)が、自分が営む不動産会社の店員として働き先を提案したが、鈴愛は「使われるくらいなら物乞いする」と拒否。そして「私は人に使われん。社長をやる。つくし食堂2号店をやります」と宣言した。

そして、ある構想のため晴(松雪泰子)に金を貸してほしいと懇願。晴に「あんたはいつも思いつきや」と大反対されるが、五平餅を作っていた仙吉(中村雅俊)の協力を得て実現したいと粘る。ところが鈴愛が目当てにしていた晴の貯金は、宇太郎(滝藤賢一)との2カ月間の船旅の資金であると言われ、踏みとどまる。宇太郎は“電車の形の食堂を”と、気持ちが2号店の開店に向いていたが、晴は旅行へ行く思いから一転、渋々承諾。そして宇太郎に「どうもお世話になりました」と告げた、という内容だった。