吉沢ひとみ過去にさんまから「タチが悪い」酒癖指摘

酒気帯びでひき逃げしたとして警視庁に道交法違反容疑などで逮捕された元モーニング娘。の吉沢ひとみ容疑者(33)から、呼気1リットル当たりの基準値0・15ミリグラムの約4倍に当たる0・58ミリグラムのアルコールが検出されていたことが7日、分かった。捜査関係者によると、一般的にはかなり酔っぱらっている量だという。警視庁は同日、同容疑者を送検。10日間の勾留延長も認められた。

吉沢容疑者はこの日午前8時40分ごろ、銀色の車両に乗せられ、勾留先の原宿署から送検された。車内ではうつむき、うなだれた様子だった。捜査関係者によると「お酒が体に入っていた。ぶつかって、立ち去ったことは間違いない」と供述し、容疑を認めているという。

捜査関係者によると、自転車にぶつかってから15分後、自ら110番して現場に戻った吉沢容疑者から酒の臭いがすることに警察官が気付き、呼気検査を実施。基準値を大幅に上回るアルコールが検出された。警視庁中野署が飲酒の経緯を詳しく調べている。道交法などは、0・15ミリグラムが検出された場合を「酒気帯び」と規定。行政罰としては、0・25ミリグラム以上のアルコールが検出されると25点の違反点数が科され免許取り消しとなる。

関係者によると、吉沢容疑者は逮捕前日の5日、午後8時ごろまで都内で、日本テレビ系バラエティー番組の収録に参加していたという。今後、同容疑者の出演部分については、編集でカットするなどして対応する見込みだ。また、別の関係者によると、同容疑者は仕事からの帰宅後、深夜1時ごろまで、自宅でビールや焼酎などを飲んでいたという情報もある。

吉沢容疑者は周囲からも酒好きとして知られていた。11年に放送されたラジオ番組内では、藤本美貴(33)や明石家さんま(63)から酒に酔ったエピソードを明かされ「タチが悪い」などと酒癖の悪さを指摘されていた。独身時代には、自宅に30種類以上の酒を常時完備していたという。

警視庁中野署によると、吉沢容疑者は6日午前7時ごろ、中野区の交差点で、乗用車を酒気帯び状態で運転。赤信号を無視して自転車の女性をはねるなどし、2人に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで逮捕された。同容疑者は現場を離れた約15分後に自ら110番した。「周囲に車が多く、停止できなかった」などと説明している。