「西郷どん」鈴木亮平、江戸無血開城の放送に自信

第37話「江戸無血開城」の1場面で、神妙な面持ちを見せる鈴木亮平

俳優鈴木亮平(35)が27日、東京・渋谷のNHKで大河ドラマ「西郷どん」(日曜午後8時)の会見に出席し、30日放送の第37話「江戸無血開城」について南野陽子(51)桜井賢制作統括と語った。

鈴木演じる西郷吉之助(後の隆盛)は、鳥羽伏見から兵を置いて江戸へ戻る徳川慶喜(松田翔太)の首を取りに追撃を試みるも、南野演じる幾島や天璋院(北川景子)勝海舟(遠藤憲一)らに説得される、物語の分岐点となる回。鈴木は「桜井さんが試写会を開くのは、自信のある回なんですよね。今回は特に自信がある回なので、皆さんの心に届けば」と願った。

東北勢との戦乱を前に、ひと息つける場面が訪れる回でもある。ところが、現場で鈴木は意外なものを発見したという。「つかの間の休息というのをどうやったら出せるかなと、監督と話し合って現場に行ったら、たくさん本があったんです。二宮尊徳先生の本とか。その中に、僕の写真集とか、北川景子ちゃんの20歳くらいの時の写真集が置かれていて、現場が和みましたね(笑い)」。写真集は本番直前までセットに置かれていたといい、鈴木が「幾島様の南野さんの写真集もありました」と明かすと、南野は「申し訳ありません」と苦笑いで頭を下げていた。

会見での写真撮影は許可されなかったが、鈴木は役作りで体重を増量したといい、以前にも増して大きな体で登壇した。「西郷さんは晩年、病気になって体重が上がったという説があって、そこに合わせていこうかなと」。具体的な体重について聞かれると、「ドラマに集中していただくために、あえて伏せる作戦です」と笑った。

今回でクランクアップとなる南野は「自宅でも現場でも、とっても楽しめた現場でした。仲間に入れてもらってよかったです。幾島様(を演じた女優)は歴代、すばらしい方たち。自分なりに楽しくやらせていただきました。残りは西郷どんファンとして家で見たいですね」と、鈴木ら出演者にエールを送っていた。