尾木氏「大学の自殺行為」昭和大医学部の差別入試

尾木直樹氏

尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(71)が、昭和大医学部が一般入試で得点操作をしていた問題を受け、「言語道断!」と厳しく批判した。

尾木氏は15日、「昭和大学の差別入試は言語道断!」のタイトルでブログを更新。同大学が医学部一般入試の2次試験時、高校から提出される調査書の評価の中で、現役と1浪の受験生に加算する得点操作をしていたことについて、「公平・公正であるべき入試にあるまじき 閉鎖的な身内の論理に陥り自由・自治を尊ぶ大学に政府の介入を招くことになったのは大学の自殺行為ではないでしょうか? 大学は学問の府として、自らを律することが大切ではないでしょうか! ほんとに自分勝手過ぎます」と憤った。

16日更新のブログでは、昭和大以外にも複数大学の医学部で女子や浪人生を合否判定で不利に扱うなどの不正入試が行われていた疑いが持ち上がっていることについて「大切な時代にまるで時代錯誤!」と怒りをあらわに。「頭でっかちの医師の心 『赤ひげ』精神が弱い人ばかり医師では医療現場が心配ですね 厚みのない冷たい診察室にならないかしら?」と心配し、「点数主義 効率主義 教育の本質から見ると決して前進させません すべての医学部 振り返ってほしいですねーー」とつづった。