6月23日から東京都内の劇場2館で封切り後、全国に公開が拡大した映画「カメラを止めるな!」の上田慎一郎監督(34)と俳優陣20人が25日、東京・六本木ヒルズ周辺で開幕した、第31回東京国際映画祭レッドカーペットに登場した。
ヒロインの松本逢花役を演じた秋山ゆずきは(25)は「今まではドラマとか映画出たことがなかったのに、ドラマに出演させていただいた」などと、出演したことで人生が変わったことを強調した。
「カメラを止めるな!」は、20日に動員が200万人、興行収入も28億円を突破するなど、今年の日本映画界を席巻する大ヒットとなった。秋山もブレイクし、14日にテレビ朝日系で放送された「科捜研の女スペシャル」に出演した。レッドカーペット脇で「皆さんの生活は変わりましたか?」と聞かれると、秋山は「お仕事が、ありがたいことに、すごく増えまして。今まではドラマとか映画出たことがなかったのに、ドラマに出演させていただいたり、ありがたいことがいっぱいです」と声を大にして感謝した。撮影については「最初見た時に、本当にゾンビメイクがリアルすぎて、追いかけられるんだと思ったら、本気で逃げるしかないと思い、本気でやらせていただきました」と振り返った。
主人公の日暮隆之を演じた濱津隆之(37)も、フリーで活動しているが「カメラを止めるな!」の公開後、バラエティーをはじめテレビ番組への出演が相次ぎ、織田裕二主演のフジテレビ系月9ドラマ「SUITS/スーツ」にも出演した。レッドカーペットを歩き「すごかった…すごい景色でした」と興奮気味に語った。その上で「(役作りは)頑張りました。上田さんが、その人のいいところを引き出す演出をしてくれ、やりやすかった」と上田監督に感謝した。
日暮の妻晴美を演じた、しゅはまはるみは、過激な役どころは素のキャラクターか? と聞かれると「役ですから…多分、ないと思いますね。上田監督は(脚本は出演した)みんなに当て書きしていると言うんで、そうなんですかね? と戒めています」と苦笑した。日暮の娘真央を演じた真魚は「普段は、おとなしいですね…でも結構、集中すると周りが見えなくなったりはします」と笑った。
上田監督は、どういう思いで作品を作ったかと聞かれると「何かメッセージとか映画の作る意義とかより、とにかく面白さを追求し、面白さが真ん中にある映画を目指しました」と語った。レッドカーペットを歩くことを含め、大ブレイクを予感していたか? と聞かれ「全く、予想してございません。4カ月前から公開が始まって、あれよあれよという間に今日につながり、1万人でビックリしたのに10万、100万人につながった」と率直な感想を口にした。【村上幸将】