ドーベルマンインフィニティ武道館ライブ1万人魅了

初の日本武道館公演を行ったDOBERMAN INFINITY。左からSWAY、KUBO-C、KAZUKI、P-CHO、GS

5人組ヒップホップグループDOBERMAN INFINITY(ドーベルマンインフィニティ)が12日、単独では初めてとなる東京・日本武道館ライブを行った。最新曲「YOU&I」や「SAY YEAH!!」「Do or Die」など24曲を披露して、1万人を魅了した。

アンコールには、元メンバーのTomogen(38)が祝福に駆けつけた。同グループがプロデュースに携わるBALLISTIK BOYZも加えて、未発表曲「D.I till Infinity」を初披露。会場はさらに沸いた。

00年に「DOBERMAN INC」を結成。メンバーの脱退やグループ名の変更、事務所移籍なども経て、18年かかって、念願だった音楽の聖地にたどり着いた。15年には、P-CHO(38)が、5人の写真に「武道館のステージに」というメッセージを添えてメンバーに送るなど、徐々に士気を高めてきた。

今年はいぬ年で、グループ名にもかけて「ドッグイヤー」と銘打ち、飛躍の年と位置づけてきた。5月から5カ月かけて全国ホールツアーで16カ所18公演を行った。リーダーのKUBO-C(38)は開演前の取材で「去年、今年とホールツアーをやらせていただいて、だんだんとファンの方も増えてきたり、熱狂具合も見て、自分たちも武道館でいけるんじゃないか」と自信もつけてきた。

初の武道館公演を、メンバーも胸に焼き付けた。P-CHOは「(メッセージを送った15年からは)3年遅くなってしまったけど、やっと武道館に立てた。たとえ時間がかかっても、信じ続けていれば夢がかなうと教えてくれたのはファンのみんなでした。ウサギとカメなら、俺らはカメかもしれないけど、絶対に一歩でも進んでいきます」。

GS(39)は「今日いただいた声援は、耳だけでなく心にも刺さった。(EXILEの)HIROさんから『勝つまでやれば負けない』という言葉をもらっていて、この言葉を信じて突っ走ってきてここに今立っています」と感慨深げに話した。

SWAY(32)は「次のドッグイヤーは12年後。おじさんになってますが、またその時にみんなで盛り上がりたいです」。次の夢はアリーナツアー。メンバーはまた一歩、前に進んでいく。