欅坂46菅井友香&守屋茜、21人体制への思い語る

写真集「21人の未完成」にあやかって「2」と「1」のポーズをする菅井友香(左)と守屋茜(撮影・滝沢徹郎)

欅坂46の全メンバーが登場する初の写真集「21人の未完成」(集英社)が、今日21日に発売される。

キャプテン菅井友香(22)と副キャプテン守屋茜(21)がこのほど、日刊スポーツのインタビューに応じ、写真集の見どころや、デビューから不変だった「21人」体制への思いを語った。

-写真集は、欅坂46の1期生21人を、カメラマン21人が別々のテーマで撮影し、1人14ページずつ掲載している内容です

菅井 1人1人でコンセプトが全然違うし、すごく見応えがありました。こういう写真集、新しいなと思いました。今このタイミングでこの写真集を残せたことはうれしいです。

守屋 飽きずに何回も見返したくなると思います。短編ストーリーみたいな感じで楽しめる新しい写真集ですね。

菅井 メンバーで一緒に、1ページずつできあがった写真集を見たんですよ。

守屋 メンバー7~8人で見ていて、「キャー!」とか、「いいの~? いいの~?」とか、叫んでいました。周りから見たら、かなりピュアな女の子たちがキャッキャキャッキャしている感じだったと思います(笑い)。

菅井 みいちゃん(小池美波)のとか。びっくりしました。

守屋 ゆっかー(菅井)のページは、みんなで大爆笑でした。

-「VR」というテーマで、着ぐるみを被った斬新なショットもありましたね

菅井 顔が見えないので、どんな顔していいか分かりませんでした。ちゃんと、私が中に入っていますよ(笑い)

守屋 かわいかった。

-守屋さんは「花青緑」というテーマで、大人っぽい作品でした

菅井 表情とか、すごかった。

守屋 特に「笑って」とか言われることもなく、素の感じで、何かをするというわけでもなく、気づいたら撮影が終わっていましたね。

菅井 あとは、オダナナ(織田奈那)の足。足だけで2ページ。

守屋 そう。足で2ページ(笑い)。本当にそれぞれテーマが違って、おもしろいですよね。

菅井 メンバーの良さが引き出されていて。私も知らなかったような表情があって、面白かったです。

-写真集には、今月グループから卒業した今泉佑唯さん志田愛佳さん、卒業を発表している米谷奈々未さんや休業中の原田葵さんを含めた1期生21人が登場しています

菅井 3年間ずっとみんなでやってきて、それが1つのものになって残るのはうれしいし、この写真集は自分たちの自己紹介みたいなものでもあると思います。もっとたくさんの方に欅坂を知ってもらえるきっかけになればいいなと思います。

守屋 1人1人ピックアップしてショートストーリーのような形になっているので、初めて私たちを見たという方も楽しんでもらえると思いますし、キャラを引き出した内容や見たことがないような表情も見られるので、絶対にファンの方にも見てもらいたいです。

-欅坂はデビューからずっと21人体制でした。「欅」という文字が21文字ということもあって、「21人」に特別な思いを持っているメンバーやファンの方も多いと思います

守屋 最初からずっとやってきているし、このタイミングで21人の写真集を出せたのは奇跡的だな、って思います。

菅井 握手会の卒業セレモニーとかがあって、本当に卒業しちゃうんだな…、って実感しています。だからこそ、21人で撮ってもらったこの写真集があるから、21人で活動したことはなくならいんだな、って確かめられるんですよ。一生ものの、宝物になりました。 

守屋 写真とか紙とかって、形に残るからね。

菅井 ずっと、生涯、この写真集を見るだろうなって思います。ファンの方にもずっと見てもらって、21人の私たちのことを思い出してもらいたいです。

-メンバーの卒業もあって、今年8月のオーディションを合格した新メンバーも加入する見込みです。1期生21人体制から、変化の時期を迎えています

菅井 メンバーにも、ファンの方にも、それぞれいろんな気持ちがあると思います。変化は必ずしも悪いことではないというか、変化をいい方向にできるかどうかは自分たち次第だと思うので、いい方向に変えられるように進んでいきたいです。

守屋 今の時期、それぞれみんないろんな考えをもって活動していると感じています。私たちは舞台で参加できなかったんですけど、今月15日の「ベストヒット歌謡祭」でパフォーマンスしているメンバーの姿を見たら、今まで以上に高い意識で、1つ1つのステージにかけてパフォーマンスしているのが伝わってきました。21人ではなくなったけど、その思いは残るし、高め合っていけたらと思います。

-おふたりは現在舞台「ザンビ」に出演中です。乃木坂46の3期生、けやき坂46(ひらがなけやき)の坂道グループのメンバーと初めて共演しています

菅井 いろんな刺激がありました。坂道シリーズって、すごく層が厚いんだな、って思いました。会見での発言1つについても、印象に残るようなフレーズとか気の利いたコメントをしている人もいて。(乃木坂46の)山下美月ちゃんとか、急に振られてぱっと答えたりとか。梅ちゃん(乃木坂46梅澤美波)とか、すごくしっかりしていて、一緒にても、真面目で、自分の固い意志を持っているのを感じます。私ももっと頑張らなきゃ、と思う瞬間が多いです。

守屋 これまでお仕事であまり絡みがなかったから、最初はドキドキしていました。それぞれのグループのカラーの違いとかもすごく分かるし、すごくいい経験になっています。刺激し合って、切磋琢磨(せっさたくま)していければいいなと思います。

菅井 逆に、欅坂の良さとかをあらためて感じて、欅坂ってオンリーワンだな、って思えることもあります。あらためて、メッセージ性の強い歌詞とか、フォーメーションで見せるダンスとか。全然違うな、って思いました。

守屋 舞台の後のアフターライブも、初めてやることでした。自分たちで、どの曲を歌うかとかプロデュースしてみたので、いつもとは全然違いました。

-菅井さん、乃木坂46の「革命の馬」も歌いましたね。やはり、馬が大好きだからですか

菅井 ずっとやりたいなと思っていて、チャンスを待っていました(笑い)。今しかない、と思って、馬のぬいぐるみ抱えて歌いました。憧れていたことでもあったので、楽しかったです。

【聞き手・横山慧】