結成15年以内のコンビで争われる漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2018」の決勝が2日、東京・六本木のテレビ朝日で行われた。13年結成の霜降り明星が、決勝初進出で優勝した。ボケのせいやが26歳、ツッコミの粗品が25歳。史上最年少で14代目王者に輝いた。
参加4640組の頂点に立ち、賞金1000万円を獲得した。
霜降り明星は決勝1回戦で、豪華客船ネタを披露。700点満点中662点を獲得して1位通過した。上位3組で争われた最終決戦では学校ネタで笑いを取り、4対3で2年連続準優勝だった和牛を破った。
せいやは「平成の終わりに、初の平成生まれで優勝できてうれしい。霜降り明星が引っ張って若い世代を作っていきたい」。粗品は「先輩に勝てて、20代で優勝できた。新しい風として取り扱ってほしい」と話した。
これまでの最年少優勝はフットボールアワー岩尾望、アンタッチャブル山崎弘也、NON STYLE石田明、井上裕介の28歳。粗品が3歳更新した。せいやが舞台上を激しく動き回りながらポーズを決めてボケ、それに粗品が的確なツッコミを入れていく。辛口で知られる審査員の上沼恵美子(63)も「うまい。最高でした」と手放しで称賛する内容だった。
昨年のM-1は準決勝敗退も、今年3月のピン芸人日本一を決める「R-1ぐらんぷり」では、それぞれ決勝進出を果たした。粗品は「漫才ではうだつが上がらなかったけど、それが分岐してのピン芸。漫才あっての1人芸です」。せいやは「去年、勝つつもりだったから、今年は単独ライブで毎月6本の新ネタを作った。ピンネタを入れると毎月7本。一番ネタを作っている自信がある」。漫才協会副会長でもある審査員のナイツ塙宣之(40)は「最強の2人。吉本の宝。漫才協会に絶対入ってほしい」とボケながらたたえた。【小谷野俊哉】
◆霜降り明星(しもふりみょうじょう)ボケ担当のせいやは、1992年(平4)9月13日、大阪府生まれ。163センチ、56キロ。特技はヘッドスライディングなど。血液型A。ツッコミ担当の粗品(そしな)は1993年(平5)1月7日、大阪府生まれ。180センチ、56キロ。特技はじゃんけん。血液型O。13年1月にコンビを結成。主な受賞歴は昨年に「第38回ABCお笑いグランプリ」で優勝。ピン芸人NO・1を決める今年の「R-1ぐらんぷり」では、ともに決勝まで進出。