M1王者霜降り明星が凱旋「こみ上げて…」涙の漫才

大阪・よしもと漫才劇場での凱旋舞台で、号泣しながら漫才を披露する「霜降り明星」のせいや(左)と粗品(撮影・奥田隼人)

今年のM-1グランプリを制した霜降り明星が4日、本拠地の大阪・よしもと漫才劇場に凱旋(がいせん)し、大号泣で漫才を披露した。

この日、出演した若手お笑いライブ「Kakeru翔LIVE」は、優勝後、初の舞台出演となった。

2日に優勝し、前日3日からは、M-1特需による仕事殺到。その影響で、劇場到着が遅れ、ギリギリで飛び込んでの漫才だった。

出番前には、共に切磋琢磨(せっさたくま)してきた劇場メンバーらに迎えられ「おめでとう」と声をかけられ、客席からは拍手に迎えられ、2人は感極まった。

せいや(26)は「M-1取った時も泣かんかったのに(劇場のある)なんばに着いた瞬間(涙が)ブワーって」。優勝をつかんだ豪華客船ネタを披露するも相方粗品(25)は「ボラギノールのCM!」「夜行バスのテンション!」など、持ち前の鋭い突っ込みがうれし涙でかすんだ。

エンディングでは、霜降りの号泣漫才を見取り図・盛山ら劇場メンバーが袖から泣きながら見守っていたと明かされ、せいやは「ほんま恥ずかしい劇場。笑かさなあかんのに」と喜びを仲間と分かち合った。

終演後、粗品は「感動しました。うまく言葉にできないですけど、めちゃくちゃこみ上げてくるものがありました」。せいやは「漫才にならなかったです正直」と感動の凱旋(がいせん)ステージを振り返った。

続けて「6年間ぐらいの(芸人)人生のほぼ毎日ぐらいがここやったんで。学校です」と劇場スタッフや芸人仲間に感謝した。

優勝後には東京で「2日寝てない」というほど仕事が殺到。翌日には各局の情報番組などをはしご出演し、せいやは「大阪におったら、(めざましテレビの)軽部さんにお花もらえないじゃないですか」と東京の華やかさを実感。東京進出は今後、熟考するが、粗品は「どんだけテレビタレントとして売れさしてもらったとしても、2人で漫才は続けたい」。せいやも「大阪、東京関係なくいっぱい仕事したい」と意気込んだ。

大きなタイトルを手に入れ、次の目標には「調子乗ってる訳じゃないですけど、ドラマとか…」とせいや。粗品は、顔が似ているとされる「小栗旬さんのダミーリハ」を挙げて笑わせた。

M-1では、審査員を務める上沼恵美子について来年の進退などが話題となっている。番組共演などもある2人は印象を聞かれ、せいやは「すごい先輩」。粗品は「M-1の審査員の席に座られる時も、いつもと同じオーラがある」と話し、漫才出身の大先輩に敬意を表していた。