山下智久の2018年 仕事の痛みが教えてくれた事

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

山下智久(33)の2年ぶりの全国ツアー最終公演を取材した。

今年は主演した「劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」の興行収入が、92億円を超える大ヒットとなった。子供から「(演じた)藍沢先生ですよね」と声を掛けられ「藍沢先生みたいに、いいお医者さんになりたい」と言われることがあったという。「夢を崩しちゃいけないと思いますし、いいメッセージを届けることができたと思うとうれしいです。いい作品に出会えて良かった」としみじみと言った。

ツアー開催や主演映画の大ヒットを含め「すごく充実した1年でした」と振り返った。「その分、大変なこともたくさんあったけど『no pain,no gain(=痛みなくして得るものなし)』。大変なことをすれば、それだけのものが返ってくることを実感しました。努力を惜しまず自分を戒めて、頑張っていきたいです」と、穏やかな口調で意気込んだ。

何度か取材したことがあるが、年齢を重ねても、顔つきは変わらず精悍(せいかん)で、体はさらに鍛えられていた。努力をしっかり重ねている。発言だけでなく、顔つきや体つきからも、充実ぶりに説得力を感じた。