多才さ発揮グッチ裕三は「本物のエンターテイナー」

芸能生活40周年記念クリスマスディナーショーを行ったグッチ裕三(撮影・浦部歩)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

芸能生活40周年を記念しクリスマスディナーショーを行ったグッチ裕三(66)を取材した。

グッチ裕三は、日本テレビ系の音楽番組「THE 夜もヒッパレ」で13年間もレギュラー出演し、その歌声で視聴者を魅了した。また、98年のテレビ東京系の料理番組「グッチ裕三のこれは旨い」をきっかけに料理の世界にも進出。10年の日本テレビ系「THE 料理王」で芸能人の初代料理王となり2連覇。そして、発売した料理本は500万部を突破、タレント料理本の記録更新中とその多才ぶりでも有名だ。

ご本人も、芸能生活40年を振り返り「『光陰矢の如し』と言いますが、僕は歌手1本というわけではなく、モノマネ、子供番組、料理と、いろんなことをやってきたのであっという間でした」と語っていた。

私のグッチさんのイメージと言えば、本人のコメントにあった子供番組、そう、95年から05年までNHKEテレで放送されていた「ハッチポッチステーション」だ。そのころの自分は子育ての真っ最中。共働きで朝、子供を保育園に送るのは自分の役目であり日課だった。

子供と朝ごはんを食べながら「お母さんといっしょ」などEテレを見ていたが、中でも、大人も存分に楽しめたのが「ハッチポッチステーション」だった。

その「ハッチポッチステーション」があることをきっかけに再び脚光を浴びている。英ロックバンド・クイーンの伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」の大ヒットがそのきっかけだ。

番組内でグッチさんがフレディ・マーキュリーに扮(ふん)し歌っていた「犬のおまわりさん」の動画がユーチューブで約270万回も再生されており、評価が急上昇している。「作りこんで、本気でマネたけど、今(当時の映像を)見るとがっかり。まるで、ぴんから兄弟だね。もう少しイケてると思ってたんだけど…」とご本人は謙遜していたが、その映像をリアルタイムで見ていた自分は、そのクオリティーの高さに感嘆した記憶がある。

「あの『犬のおまわりさん』は、半年以上かけて、どうしたら本物に似るのか照明の位置、光のあて方などこだわってこだわって作りました。今、脚光を浴びているのはそのかいあってかな」と振り返っていたが、まさか半年も時間をかけていたとは…。

先日、久々にユーチューブでその映像を見たがやはりクオリティーが高く、全く色あせていない。そして、グッチさんらしい、クスっと笑える仕上がりだった。ぜひ、みなさんにも映像を見ていただきたいし、グッチさんは、その多才ぶりを含め「本物のエンターテイナー」だとあらためて思った。