大野智、嵐の20年は「常に責任が入ってくる」

2020年をもってグループ活動を休止することを発表した嵐。左から相葉雅紀、松本潤、大野智、櫻井翔、二宮和也(撮影・たえ見朱実)

嵐が27日、来年いっぱいをもって活動休止することを電撃発表した。午後5時にファンクラブサイト内で、メンバー5人が並んで話す動画をアップし、午後8時から都内のジャニーズ事務所で会見を開いた。リーダーの大野智(38)は、2021年から一時芸能活動を休養。他の4人はそれぞれがソロで活動する。

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大野は2020年12月31日に嵐としての活動を終えた後、芸能活動も休養すると明らかにした。一方で質疑応答の中で「常に何かを責任とともに…明日は仕事だと、いろいろなことが入ってくる自分がいる」と、嵐として活動してきた20年、休みの日も気の休まる日がなかったことを吐露した。

大野は質疑応答の中で「釣りなど結構、自由なことは嵐でもやってきたが?」と聞かれた。大野は、嵐の活動と並行してイラスト、書などの創作活動を行う一方、釣りの愛好家としても知られ、日本テレビ系「嵐にしやがれ」の企画で4月には二級小型船舶免許に合格するなど活動の幅を広げていた。

大野は質問を聞き「好きな絵、釣りは散々、させてもらった」と笑みを浮かべた。その上で「この仕事をしていると、先のことが決まっている。自由になるために(いろいろなことが入ってくるのを)なくす…そういう自分にもなってみたい。お休みで多分、ゆっくりすると思うんですよ」と、自由なことをした中でも、ゆっくりした部分は少なかったと打ち明けた。そして「自由に何も気にせず、ものを払った時に自分がどう感じるかに興味がある」と、自由になった時の自分に関心があると強調した。