ナース姿の轟悠「パパ・アイ・ラブ・ユー」初日

「バウ・コメディー」シリーズで英喜劇作家の作品をもとにしたストレート・プレーに臨む専科スターの轟悠(左)と悠真倫(撮影・村上久美子)

宝塚歌劇団の理事で専科スター、轟悠(とどろき・ゆう)が31日、兵庫・宝塚バウホールで、主演舞台「パパ・アイ・ラブ・ユー」の初日を迎えた。同所で2月11日まで。

英喜劇作家レイ・クーニーのストレート・プレーをもとにした「バウ・コメディ」シリーズ。1970年頃のクリスマスを目前に控えたロンドンを舞台に、エリート医師にふんした轟が、突然現れた隠し子を前にウソを重ねていき、次々に起こるトラブルを描く。

専科の悠真倫(ゆうま・りん)や宙組選抜メンバーを相手にした“体当たりコメディー”では、男役の体現者・轟が、ナース姿に扮装(ふんそう)する場面もある。

脚本・演出は石田昌也氏が、演出は大野拓史氏が務めた。初日前日の30日には、通し舞台稽古を終え、轟は「千秋楽まで皆で頑張ります」と成功を約束した。