新井浩文容疑者を送検、車の後席でじっと前をみつめ

送検される新井浩文容疑者(撮影・柴田隆二)

自宅で派遣型マッサージ店の30代女性従業員に性的暴行をしたとして、警視庁は2日午後1時前、強制性交の疑いで、俳優新井浩文容疑者(40=本名・朴慶培=パク・キョンベ)を送検した。新井容疑者はシルバーのワンボックスカーの後部座席に座り、じっと前を見つめていた。

送検容疑は、昨年7月1日午前2時ごろ、自宅に呼んだ派遣型マッサージ店の30代女性従業員に対し頭を押さえつけるなどの暴行を加え、乱暴した疑い。

捜査関係者によると、女性は当日、世田谷署に被害を相談して昨年8月下旬に被害届を提出した。

警視庁は慎重に捜査を進めてきたが、1日午前9時ごろから東京・世田谷区の自宅を家宅捜索。新井容疑者は任意で事情聴取に応じ、午後7時ごろに逮捕された。

捜査1課によると店側は利用者に対し、事前に「性的サービスは禁止」と伝え書面へのサインを求めている。新井容疑者も事前説明を受けサインしていた。容疑を一部認める一方で、「押さえつけていない」などとも供述しているという。自宅には当時新井容疑者しかおらず、飲酒していたという。店は昨年3月に初めて利用し、事件時は4回目だったという。

捜査関係者によると、新井容疑者は「性的サービスが禁止されることは分かっていた」と説明している。