NHK大河「いだてん」10・2%、下降傾向続く

NHK大河ドラマ「いだてん」で主役を務める中村勘九郎(左)と阿部サダヲ

3日に放送されたNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(日曜午後8時)第5話の関東地区の平均視聴率が10・2%(関西地区11・7%)だったことが4日、ビデオリサーチの調べで分かった。

第1話は関東地区で15・5%(関西地区12・9%)、第2話は12・0%(関西地区11・5%)、第3話は13・2%(関西地区11・6%)、第4話は11・6%(関西地区12・0%)だった。

第1話はどんな作品かと、大河ファン以外の人も興味をもって見たと思われるが、描く時代が前後に交差するため、分かりづらさから視聴者が離れ、第2話では一気に数字を下げたと推測できる。第3話は笑える場面が多く、単純に楽しめる作り方が功を奏し、少し数字を戻したが、第4話は、その笑いが影を潜め、第1話で理解しにくかった内容を「第1話のあの場面はこういうことだったのか」と理解させるような描き方だった。結果、数字は11%台と低迷した。第5話は、離れた視聴者を呼び戻す重要な回だった。

これまで作品を見ていると制作サイドの技量を存分に発揮した、凝った作り方が印象的だ。ただ、視聴者はついていけてない気がする。周囲からも物語の世界に入りづらいという声を聞く。まずは分かりやすい作りが数字浮上のカギかもしれない。