ママ安藤サクラ「また子ども産みたい」まんぷく完走

NHK朝ドラの「まんぷく」がクランクアップし、ピースサインを出して笑顔を見せるヒロインの安藤サクラ(撮影・上田博志)

NHK連続テレビ小説「まんぷく」が27日、制作の同大阪放送局でクランクアップを迎え、ヒロイン安藤サクラ(33)と夫役の長谷川博己(41)がセレモニーで感謝を述べた。

安藤は、朝ドラ初の「ママさんヒロイン」として、育児をしながらの収録だった。「私にも娘にとっても、スペシャルな時間になった」と、満面の笑み。安藤の目に涙はなかった。やりきった表情で、記念のくす玉に飛びついた。

昨年5月1日のクランクインから約10カ月。「自分の人生において、すごく重みのある時間になった」。安藤は生まれたばかりの娘を連れて、収録先の大阪にやってきた。

「最初は不安をものすごい覚悟にかえ、大阪に来た。私は家庭を持っていますし、子どももいましたから、不安があった」と、当初の葛藤を明かした。

「子どもの成長を見ていると、たった10カ月、されど10カ月」と振り返った長丁場の収録。朝ドラならでは、豪華キャストとの共演を「ヒロインの特権」と表現し「味わい尽くせました。まんぷくです」と笑った。

周りの支えがあっての収録だった。安藤は「どんなにプライベートで苦しいことがあっても『まんぷく』の(収録)時間になると、全部が希望にかわるというか、ほんとにこの現場には希望しかなくて…」。ときおり、目を潤ませながら「自分の日常だった。ほんとに幸せだった」と、収録を終えきった今、寂しさものぞかせた。

スタッフや局の関係者には「(娘に)愛情をもって接してくださったみなさんに驚きを隠せません。こんなこと、あるんだって。みんなで愛情を持って育ててくれた。絶対、変な道にそれないように育てていきたいと思います」と笑わせ、感謝を伝えた。

「この時間をこれからの人生に生かしていかなければいけないなと思っています」と話した安藤。これからの時間は、他の作品の予定は入れていないといい、今作を通して「妻として母として」の成長にもつなげたいという。「あと、また子どもを産みたいです。出産したいですね」と、2人目への意欲も見せた。

安藤と伴走した夫役の長谷川は「まだ終わった感じがしない」と言い、当初は「この長丁場に耐えられるのかな」と、不安もあったと吐露。クランクアップを迎え「僕みたいなめんどくさい男をみなさんに支えていただいて、福ちゃん(安藤)にもくだらないアドリブをいつも受けていただいて、このキャスト、スタッフじゃなければすてきな時間を過ごすことはできなかった」と感謝した。

放送は3月30日まで。4月1日からは東京制作で広瀬すず(20)が主演の「なつぞら」がスタートする。