最優秀脚本賞は是枝監督自ら発表/日本アカデミー賞

「第42回日本アカデミー賞」で最優秀脚本賞を受賞した「万引き家族」の是枝裕和監督(撮影・小沢裕)

<第42回日本アカデミー賞授賞式>◇1日◇東京・グランドプリンスホテル新高輪・国際館パミール

最優秀脚本賞は、昨年同賞を受賞した是枝裕和監督(56)がプレゼンターを務めたが、発表では「すみません、『万引き家族』です」と、連続受賞となったことから、照れくさそうに読み上げた。

「すみません、ちょっとしらけていたら申し訳ありません」と切り出し、「撮影しながら脚本を作っていくのが楽しくて。(樹木)希林さんにプロットから読んでもらって、『入れ歯を外して(撮影に)のぞむわ』と言って頂いて、それを聞いてまた脚本を書き直すという作業でした。だから、希林さんと一緒にもらった賞だと思っています」と話した。

最優秀ブロンズ像は、村松実行委員長から贈呈された。

優勝脚本賞は、「孤狼の血」池上純哉(49)「カメラを止めるな!」上田慎一郎(34)「北の桜守」

那須真知子(66)「空飛ぶタイヤ」林民夫(52)が受賞した。