NHKは8日、都内で、来年1月スタートの大河ドラマ「麒麟がくる」(日曜午後8時)の主な出演者発表会見を行い、お笑いタレント岡村隆史(48)ら12人を発表した。
大河初出演の岡村は「ほぼチコちゃんのおかげ」と、レギュラー出演する同局人気番組「チコちゃんに叱られる!」(金曜午後7時57分)に感謝した。作品は明智光秀の生き様を描き、長谷川博己(42)が主演する。
◇ ◇ ◇
人気俳優陣にまじって神妙な表情で登壇した岡村は「ド緊張しております」と切り出すと「資料写真の段階からだいぶ浮いております。とにかく、大抜てきです。スタッフや出演者の方に叱られないよう、台本だけはしっかり覚えたい」とあいさつし、会場を笑いに包んだ。
演じるのは主人公の明智光秀が美濃で出会うユーモラスな農民の菊丸。神出鬼没で、常に光秀の危機を救う同作オリジナルの役。
岡村も「演出の方に『まだ何も知らなくていい。それ以上横(の髪)を刈り上げないで』とだけ言われた」と話した。さらに京の医師役で出演する堺正章から「『はまらなければ、あなたの役はすぐに死んじゃう』と言われました。最後まで出続けられるように頑張りたい」とあいさつした。
岡村は大河初出演の感想も紹介。「私の場合、ほぼチコちゃんのおかげ。『チコちゃんに叱られる!』の大ヒットのおかげ。チコちゃんが大河に出るわけにはいかないので、私が選ばれた。チコちゃんさまさま。その分、皆さんに叱られないように頑張りたい」と自虐ネタも交えて笑いを誘った。周囲に迷惑をかけないように歴史の勉強を始めたというが「(NHKに)しなくていいと言われた。どういう感じで臨めばいいか聞いても『まだ考えなくていい』と言われた。今、ボーッとしている状態」。
NHKの落合将制作統括は「コミカルで軽妙な芝居ができ、運動神経が抜群」と岡村の起用理由を説明した。ほかに織田信長を染谷将太、斎藤道三を本木雅弘、光秀の母牧を石川さゆりが演じる。伊藤英明、尾美としのり、西村まさ彦、上杉祥三の出演も発表された。【中野由喜】
◆「チコちゃんに叱られる!」(金曜午後7時57分) 昨年4月にスタートしたNHKのクイズバラエティー。岡村隆史が司会を務め、5歳の少女という設定のキャラクター「チコちゃん」がゲストの大人に疑問を投げかけ、正解を知らない大人は、決めぜりふの「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られる番組。同せりふは昨年の流行語大賞のトップ10にも選ばれた。視聴率は14%前後と好調。土曜午前8時15分からの再放送の方が18%前後と高視聴率を記録するなど、人気番組になっている。