本木雅弘、最後にかけたい言葉は「ロックンロール」

お別れの会「内田裕也 Rock’n Roll葬」を終え会見する本木雅弘(撮影・滝沢徹郎)

先月17日に肺炎で死去した内田裕也さん(享年79)のお別れ会「内田裕也 Rock’n Roll葬」が3日、東京・青山葬儀所で営まれた。式典後、義理の息子の本木雅弘(53)が取材に応じた。

無事に式典を終えたことを報告すると、本木は「予定不調和を生きてきた裕也さんが、最後に滞りなくこの会を終えたと言うことが、ある意味奇跡」とほっとした表情を浮かべた。仲間に送られたいという内田さんの希望通り、会には関係者約950が集まり盛大に行われた。「樹木さん同様差別のない人だったので、立場や国籍を乗り越えてスッといける人。私たちも目の当たりにできた喜びでいっぱいです」と話した。

会では、15年に奈良の葬儀店のCMに出演した内田さんが「あの世にいます」と語る未使用カットや、最後のステージとなった昨年の「ニューイヤーズワールドロックフェスティバル」で歌唱する模様などを収めたVTRが流された。

家族も初見だったといい「ビックリしました。感無量です」。在りし日の姿に触れ「四十九日まで魂は浮遊しているので、今日は悠々とすがすがしく桜を見てホッとしているんじゃないかな」と思いをはせた。

書面のあいさつでは、公に初めて内田姓を名乗ったと明かした。内田さんについて「父親というよりも、あらゆるものを飛び越えた存在。自分のように体裁で固めまくって、小さくまとまった男にとって、裕也さんも、先日なくなった萩原(健一)さんも永遠の憧れ。面倒を面倒がらずに切り込んでいく野生のようなものは自分にはない。遠くに存在している、仏像のような存在でした」と語った。

最後にどんな言葉をかけたいかと聞かれると「だって、もうロックンロールしかないでしょう」と笑みを浮かべ、「あの言葉の中には、転がる魂だけでなく、全ての矛盾といら立ちと、解消されていく祈りが全て込められている。ひと言では言えません」としみじみと語った。