劇団4ドル50セント本西彩希帆「薄桜鬼」夢かなう

ミュージカル「『薄桜鬼 志譚』風間千景篇」にヒロイン役で出演した本西彩希帆(右)(撮影・横山慧)

秋元康氏がプロデュースする劇団4ドル50セントの本西彩希帆(もとにし・さきほ=20)が5日、東京・日本青年館ホールで、ヒロイン役を務めるミュージカル「『薄桜鬼 志譚』風間千景篇」の初日を迎えた。

初日公演前にゲネプロ(公開通し稽古)を行い、共演者たちと取材に応じた。

意気込みを聞かれ、「稽古場でみんなで協力しながら作ってきたものを、今日ここで皆さんにお届けできることが幸せです。私も憧れであり、目標であり、夢であったミュージカル『薄桜鬼』で大好きな雪村千鶴ちゃんを今日ここで演じられることに誇りを持って精いっぱい頑張りたいと思います」と一息で答え、「見どころは、もう、全てだと思っております。以上です!」と言い切り、笑いを誘った。

さらに「今回『薄桜鬼』に初参加させていただいて、さらに『薄桜鬼』が好きになって、見に来てくださったお客様がより一層大好きになってもらえるような作品になっていると思いますので、ぜひ劇場に足を運んでいただいたらうれしいです」と呼びかけた。主演の中河内雅貴(33)から「からの~?」と無茶振りされると、笑顔で「お待ちしております!」と再び締めていた。さらにスタッフから助け船を出される形で、「そうです。『薄桜鬼』の千鶴ちゃんを見て、芸能界に入りました! すみません」と照れ笑い。中河内から「いいんだよ」とフォローされていた。

プロ野球オリックスなどで活躍した本西厚博氏(56)を父に持つ本西は、保育士を目指す普通の高校生だったが、「薄桜鬼」がきっかけでエイベックスのオーディションに合格し、昨年8月に劇団4ドル50セント旗揚げメンバーとしてお披露目された。これまで上演した同劇団の2回の本公演でどちらもメインキャストを務めている。

「『薄桜鬼 志譚』風間千景篇」は今月11日まで東京公演を上演、同18日から21日まで京都劇場でも上演する。