松井玲奈「書店に並ぶのうれしい」デビュー短編小説

デビュー小説集「カモフラージュ」を発表した松井玲奈(撮影・足立雅史)

女優松井玲奈(27)が、デビュー短編小説集「カモフラージュ」(集英社)発売記念トークイベントを6日、都内で行った。

昨年10月に、文芸誌「小説すばる」11月号で発表した最初の作品「拭っても、拭っても」をはじめ、新たな書きおろしを含む短編6編を執筆した。「小さい頃から本を読むのが好きでした。自分が書いたものが本になって、書店に並ぶのはうれしいです」。帯では、憧れだった島本理生氏、森見登美彦氏がコメントを寄せており「宝物になります!」と笑顔を見せた。

今回は短編となったが、今後の長編作品執筆については「今回も感じたのですが体力がいるのと、短距離走と長距離走みたいに使う筋肉も違うような感じがして、自分にはまだ難しいです。ちょっとずつ距離を伸ばしていきたいです」。映像化は? との質問には「不思議な話が多いので、映像になったらどうなるんだろうとは思いますが、その時は自分は出たくない! 作家が出てしまうと、“松井玲奈”のイメージになってしまうので…」と恐縮気味だった。

来月からは新元号「令和」になるが「平成でやり残したことはない。1年以内にまた作品が発表できれば」と話した。