「やさしいニュース」坂本七菜アナに厳しい質問?

テレビ大阪「やさしいニュース」のメンバーに新たに加わった坂本七菜アナウンサー(左)と神谷ゆりお天気キャスター(撮影・前田充)

テレビ大阪の夕方報道番組「やさしいニュース」(月~金曜、午後4時40分)の新体制会見が8日、同局(中央区)で行われ、新加入の坂本七菜アナウンサー(25)、神谷ゆり気象キャスターらが出席した。

番組最年長キャスターの千年屋俊幸アナウンサー(60)ら、全出演メンバーに見守られ、坂本アナは「7チャンネルの『七菜』ということで覚えていただければ」。神谷キャスターは「関西の皆様に分かりやすい、やさしい気象情報をお伝えできるように頑張っていきたい」と、それぞれ意気込みを語った。

坂本アナは3月末まで3年間、NHK和歌山放送局でキャスターを務め、今月1日からアナウンサーとして同局に入社した。NHKと民放の違いを聞かれると「まだ感じる余裕も無いまま、1週間を過ごしました」。続けて「どちらの放送局の方が“やさしい”か?」と問われると「(NHKでは)自分のおじいちゃんやおばあちゃんが聞いていたら『どういう風に伝えるだろう』と考えながら、今までも伝えてきた。その気持ちは忘れずに(テレビ大阪でも)伝えていきたい」。

報道陣からの質問をうまく交わすも、同じ側に座る千年屋アナから「(局は)どっちが優しいの?」と、まさかのおかわり質問が。坂本アナは「どち…らも、優しいです」と、味方からの質問にタジタジだった。和歌山でのキャスター時代には、数多くの災害報道を経験したことを機に防災士の資格も取得したという。「災害については自分なりに勉強してきた。そういうところも含めて、大阪の人に伝えていければ」と、笑顔で乗り切った。

会見の司会を務めたのは長男凜氏が今月1日から沖縄テレビのアナウンサーとなり、父貞夫氏から3世代アナウンサーとなった植草結樹アナウンサー(59)。植草アナは坂本アナを優しく「非常に勉強をして、災害に強いキャスター。『災害キャスター現る!』でお願いします」と、後輩をアピールした。

1年先輩の川北円佳アナウンサー(25)は、中継コーナーでの役立つポイントを伝授。食べるのが好きという坂本アナに「生放送での食リポって、意外と難しい。かむのに時間がかかるので食べる量と、かみ砕く力を早めに身につけておくといい」と、アドバイスを送った。