吉田鋼太郎「おっさんず」一転シリアスドラマ主演

テレビ朝日系ドラマスペシャル「死命」に出演する吉田鋼太郎(左)と賀来賢人

吉田鋼太郎(60)が5月19日放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル「死命~刑事のタイムリミット~」(午後9時)に主演することが15日、分かった。余命宣告を受け、殺人犯逮捕に奮起する警視庁捜査1課の刑事、蒼井凌を演じる。

原作は薬丸岳氏の小説「死命」。余命宣告を受けた男2人のスリリングな追走劇を描く。蒼井は賀来賢人(29)演じる連続殺人犯、榊信一の逮捕に命をささげ、一方の榊は余命を知ったことで内に秘めた衝動を解放し、殺人を繰り返す。同じ余命宣告を受けながら、2人は正反対の方向へ命を懸けていく。

吉田は同局系「おっさんずラブ」、賀来は日本テレビ系「今日から俺は!!」で抜群のコメディーセンスを披露したが、今回は一転してシリアスな人間ドラマを演じる。死と隣り合わせの役に挑むことについて「すごくテンションの高い芝居の連続でした」と振り返り、「手に汗握り、やがて涙し、『いいドラマだった』と思っていただける作品になるはず」と手応えを語る。初の殺人犯を演じた賀来は「すごくつらかった」と苦笑いも、吉田との共演を「重みで押しつぶされないように必死でした。すごい先輩です!」と話した。

◆死命~刑事のタイムリミット~ 「友罪」「Aではない君と」など多くの映像化作品を手掛ける薬丸岳氏の小説「死命」を初ドラマ化。刑事の蒼井凌(吉田)はある殺人事件を担当。ほどなくして命が危ぶまれる病に侵されていると知り、事件解決を使命とする。一方、犯人のデイトレーダー、榊信一(賀来)も余命宣告を受けており、抑えられない殺人衝動を抱えて夜の街をさまようのだった。