大久保麻梨子が日本での活動再開、台湾との懸け橋に

5月1日付でホリプロインターナショナルに所属する大久保麻梨子

日本でグラビアアイドルとして活動後、台湾に移住して結婚、現地で女優業を続けていた大久保麻梨子(34)が、5月1日付で芸能事務所ホリプロインターナショナルに所属し、日本で活動を再開することが分かった。

大久保は新事務所を通じ「令和元日という新しい始まりの日に、ホリプロインターナショナルへの所属及び、新たな挑戦を皆さまにご報告出来る事を大変うれしく思います。これまでの経験を生かして、日台はもちろん、より国際的な交流の懸け橋になれるよう精いっぱい頑張ってまいります。よろしくお願い致します」とコメントした。

大久保は18歳の03年、パチンコ機種のイメージガール「ミスマリンちゃんを探せ」オーディションでグランプリに選ばれ、日本で芸能界デビュー。9冊の写真集を出版するなどしたが、10年に旅行で初めて訪れた台湾に一目ぼれし、生活の拠点を移した。

当初は中国語を話せなかったが、女優業を続けて語学習得。13年には台湾最大のテレビアワード「第48回金鐘獎」の最優秀助演女優賞を日本人初受賞した。授賞式では涙を浮かべながら「台湾が大好きです」とコメント。まったく中国語が話せなかった大久保の台湾でのサクセスストーリーは、現地でも大きく報道された。

現在も台湾で映画・ドラマ・CMに出演し、15年にはテレビ東京系「孤独のグルメ」の台湾編にも出演した。16年には台湾人の一般男性と結婚した。

ホリプロインターナショナルは、和田アキ子らが所属する芸能事務所ホリプロの系列会社で、「世界に通用するスペシャリストの創出」という企業理念のもと、18年6月に設立された。

◆大久保麻梨子(おおくぼ・まりこ)1984(昭59)年9月7日、長崎県生まれ。04年には「日テレジェニック2004」選出。08年にグラビア引退、女優一本を宣言し、芸名を「大久保麻理子」とした。台湾移住後は元の芸名に戻し、女優を中心に活動。番組MCなども務めている。