萬田久子が泣き、鈴木福驚き、75歳前田吟の迷司会

左から東貴博、前田吟、萬田久子、鈴木福 (C)テレビ大阪

前田吟(75)がテレビ東京系のバラエティー番組「二代目 和風総本家」(木曜午後9時)の16日放送分から司会を務める。同番組を制作するテレビ大阪が14日、発表した。

司会者として初収録に臨んだ前田は「心臓がバクバクでした。出演もひさしぶりだった。司会はまだ流れが慣れない。30分くらいは自分の頭の中で考えられるけど、後半は何がなんだか。東さんに助けてもらっています」と迷走したことを明かした。

同番組のナレーターを務めてきた前田の抜てきに三好直プロデューサーは「番組の家族感を大切にしたかったので、司会は前田吟さんしかいないと思った」と説明。初回収録では狙い通り? スタジオはアットホームな雰囲気に包まれ、レギュラー陣からは「何で前田さんが司会をやっているの?」と突っ込みが入った。クイズでは前田がヒントを出せば出すほど、出演者は混乱。それでも前田はマイペースを崩さず? 収録を乗り切った。

萬田久子(61)は「悲しいときよりも、泣いて笑ってました。吟さんを見るだけで、おかしいって言ったら失礼ですけど。申し訳ないんですけど“前田ツボ”って感じです」と必死に笑いをこらえた。

東貴博(49)は「爆裂におもしろかった。かつてない新しいスタイルができたのでは」と満足した様子。昨年10月に新たにレギュラー入りした鈴木福(14)は「すごく楽しかった。萬田さんがあんなにケタケタと笑うのを2回も見られたのが、不思議でした(笑い)。あんな風に(笑って)泣くんだ」と驚いた。

ゲスト出演したさだまさし(67)は「スタジオは最高の雰囲気でした。吟さん、いいなあ。たまらないですね。吟さんの誠実さというか、答えを教えてはいけないんだけど、答えに近いヒントを出そうという、慣れた司会者にはない、まごころの葛藤みたいなものが伝わってきました」と絶賛し、番組内で「上手にならないでください」とリクエストした。