連続刺傷事件の解明へ「ストロベリー」6話見どころ

警視庁捜査一課殺人捜査第十係主任の姫川玲子(二階堂ふみ)(C)フジテレビ

二階堂ふみ(24)亀梨和也(33)がダブル主演するフジテレビ系連続ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(木曜午後10時)の第6話が16日、放送される。

原作は累計400万部の小説「姫川玲子シリーズ」。二階堂はノンキャリアでありながら27歳で刑事補に昇進した警視庁捜査一課殺人捜査第十係主任の姫川玲子役。姫川は高校時代にレイプされた過去を持ち、現在も当時の記憶に悩まされ続けている。親身になって励ましてくれた女性刑事が、犯人逮捕の際に命を落とし、その遺志を継ぐ思いもあって刑事になった。年上の部下となる巡査部長の刑事・菊田和男を亀梨が、天敵の捜査第五係主任の勝俣健作を江口洋介(51)が演じる。

年下の女性上司を支える菊田和男を演じる亀梨は、初共演の二階堂について「以前バラエティー番組でお会いする機会があったんですけど、立ち居振る舞いから、非常に丁寧な方だなという印象を受けました。役柄を背負ったときの二階堂さんはどんな風に変わるのか、お互いに良い緊張感を持って共演できたら。二階堂さんは作品の軸となる役を演じられるので、何か支えになるような、雰囲気をつくっていけたら。二階堂さんに自由に動いてもらえるように力になれればいいなと思っています。菊田和男というキャラクターを自分の中でしっかりと理解しながら、原作や前作とは少し違った菊田の新たな側面や、ストーリーにおける役割をどのように全うしていくか、バランスを大事にしながら演じていきたいと思います。たとえば、セリフ以外の部分で、他のキャラクターとどんな距離感で接し、どう存在するのか。姫川とガンテツ(江口洋介)に対し、どういう足し算引き算をしながら交わっていくのか。菊田には“引きの格好良さ”があると思いますので、内面の格好良さ、誠実さをしっかりと伝えていけたらと思っています」と話している。

第6話では、警視長捜査一課殺人犯捜査第十係の係長・今泉春男(山口馬木也)が連続刺傷事件の捜査命令を伝えに来た。被害者は3人。計画的犯行なのか、通り魔によるものなのか定かではないが“通り魔”という言葉を耳にした瞬間、姫川班の葉山則之(葉山奨之)の身に緊張が走る。というのも、葉山には小学生時代、目の前で家庭教師の有田麗子(新実芹菜)を通り魔に殺されるという過去があったのだ。事件解明を託された姫川班の面々は、上本所署に赴き、担当係長の越野忠光(田中啓三)から詳しい現状を聞く。

容疑者が最初に刃物で襲った峰岡里美(黒沢あすか)は、数カ所刺されて通行中の菅沼久志(市川貴之)、小野彩香(横田美紀)に助けを求める。2人は会社の同僚で、昼食を食べた店から出てきたところだった。峰岡と同様に2人は容疑者に切りつけられ、菅沼は頸部(けいぶ)に損傷を受けたため失血死してしまう。その後、容疑者は自殺を図って意識不明の重体となってしまったため、身元の特定や犯行動機が困難になっていた。

葉山は真剣な表情で「小野彩香を当たらせて欲しい」と姫川(二階堂)に懇願する。ただならぬ思いを感じ取った姫川は葉山の申し出を許可。事件解明に向け、それぞれの捜査が動きだす。