広瀬すず「なつぞら」なつの名前だけでも19・9%

NHK「なつぞら」の会見を行った左から松嶋菜々子、粟野咲莉、広瀬すず、草刈正雄、藤木直人(2019年3月6日撮影)

女優広瀬すず(20)が、ヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」(月~土曜午前8時)の24日に放送された第47回の平均視聴率が21・6%、25日放送の第48回が19・9%(ともに関東地区)だったことが27日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は第15回の23・6%。

同ドラマは、戦争で両親を亡くし、父の戦友の養女として引き取られたヒロイン奥原なつ(広瀬すず)が、北海道を舞台に、亡き父の戦友の柴田剛男(藤木直人)と妻富士子(松嶋菜々子)、柴田夫妻の父泰樹(草刈正雄)に育てられ、豊かな想像力と開拓者精神を生かし、アニメーターを目指す姿を描く。脚本家の大森寿美男氏のオリジナル作品。元AKB48で女優の渡辺麻友、井浦新、染谷将太、伊原六花、小手伸也らが朝ドラ初出演。ほかに貫地谷しほり、中川大志、麒麟の川島明、木下ほうか、角野卓造が出演する。また、語り(ナレーション)をなつの父親という設定で内村光良が担当する。

あらすじは、咲太郎(岡田将生)の勘違いで亜矢美(山口智子)が営む風車に連れてこられたなつだったが、そこで咲太郎の誤解を解き、川村屋へと戻ることができた。そして雪次朗の部屋で雪之助(安田顕)と一緒に東京に来た本当の理由を話した。そして漫画映画を作るために東洋動画に入りたいと思っていることを話すと、咲太郎はムーランルージュを復活する夢を話した。

後日、劇場に来た咲太郎だったが、たまたま、なつが入社を希望している東洋動画の社長の大杉満(角野卓造)と廊下ですれ違い、思わずなつの漫画映画への熱意を語り「妹が試験を受けるので名前だけでも覚えてほしい」と申し出た。その頃なつは、久しぶりに再会した信哉(工藤亜須加)と、再び風車の亜矢美のところを訪ねていた。なつは亜矢美から、咲太郎の東京での生い立ちについて聞かされ、「あなたがいてよかった」とお礼を述べた。そして仕事と勉強の2カ月が過ぎ、東洋動画の採用試験の日を迎えた、という内容だった。