バリスティックボーイズ NYの3年間で学んだこと

BALLISTIC BOYZ。前列左から深掘未来、日高竜太、松井利樹。後列左から砂田将宏、海沼流星、加納嘉将、奥田力也(撮影・たえ見朱実)

<BALLISTIK BOYZインタビュー:後編>

EXILE TRIBE(一族)の“六男坊”となる7人組グループ「BALLISTIK BOYZ」が、22日にアルバム「BALLISTIK BOYZ」でデビューした。

日刊スポーツでは、デビュー記念座談会を実施。後編は、「PROJECT TARO」出身の深堀未来(19)奥田力也(19)砂田将宏(19)の3人が登場します。【聞き手=大友陽平】

 

  ◇   ◇   ◇  

 

-デビューを聞いた時の心境を教えてください

砂田 去年の11月くらいに聞きました。新曲の「テンハネ-1000%-」が、フジテレビ系ドラマ「小説王」の主題歌に決まったり、アルバムのリード曲になるということで、デビューを知らずにレコーディングするより、知ってからの方がいいということで。家族には電話で伝えましたが、2回くらい「本当に?」って聞き返されましたね(笑い)。(3月の)武者修行の期間は、デビューを知った上ではあったのですが、ムズムズしてました。

奥田 小さい頃からダンスを始めて、ニューヨークにも留学して、年を重ねるほどデビューへの思いも大きくなっていきました。聞いた時は、涙も出ないくらい実感がなかったのですが、ここからがスタートと気が引き締まりました。

深堀 小学生の頃から、ずっとデビューをすることは大きな目標で頑張ってきました。いろいろな出会いや別れもある中で、やっとという思いもありました。いつも近くで応援してくれている家族に最初の恩返しができたうれしさもありました。

-3人はニューヨークに約3年間留学していた。1番学んだことは?

砂田 もともと恥ずかしがり屋だったんですけど、アメリカに行って、オリジナリティーが必要ですし、自分の主張ができる人がどんどん上にいくという世界で、そこに13歳で行って、自分の弱さを感じました。英語を学ぶようになって、しゃべり方だったり、表現の仕方が変わってきて、パフォーマンスとかいろいろな面でいい影響が出てきたと思います。

奥田 人とのトークで英語も伸びました。音楽も向こうの人は楽しむのが1番。それが1番のことでもありますし、いつどこでも楽しむ気持ちを忘れないことは、今でも心にあります。

深堀 それぞれで生活する中で、自分をどれだけ理解して、意見を伝えられるかが大事だと気付きました。自分を理解しようと思った時に、そこから始めたことで夢につながったこともたくさんありました。

砂田 あと家族のありがたみは、本当に感じましたね。今まで思ったことない、親への感謝が強くなりましたね。

 

 

-それぞれの強みを教えてください

砂田 小さいころから役者になりたくて、「ハリウッドスターになりたい」と言っている映像も残っているんです。映画が好きで、ニューヨークに行ってから演技の勉強も始めて、いずれはいろいろな役にも挑戦してみたいですし、パフォーマンスとか表現にもプラスになると思います。

奥田 ラッパーとしてやっていて、ニューヨークでレッスンも受けたり、ラッパーの友達や現地の人の家に行ってサークル活動みたいにやったりしていました。誰もが出来る経験ではないので、自分の強みになると思います。全てを武器にしたいと思ってます。スキルはもちろん、1つにこだわらずにやっていきたいですね。将来は何でもできる人になりたいですし、海外にも目を向けていきたいです。

深堀 何かを作ることが小さいころから好きで、絵を描いたり、ニューヨークでも本格的な授業をやりました。デザインにも興味がありますし、個展とかできたらいいですね。トラックを作るレッスンもあって、今も作詞作曲をやっていて、いずれはグループの曲も作ってみたいです。

-グループ名(バリスティック=弾丸)にちなんで、最近心を撃ち抜かれた出来事を教えてください

深堀 共感してもらえるか分からないんですけど…。自宅で「ボールパイソン」「チワワマウンテンキングスネーク」というヘビを2匹飼っているんですけど、ヘビって鳴かないんですけど、先日えさをやっているときに一瞬「キュッ」って鳴いたんです! かわいかった~。

2人 それは確かに、共感しづらい…(苦笑い)

砂田 最近見たネットフリックスの「シエラ・バージェスはルーザー」という作品があるんですけど、それに出てくる女優さん(クリスティン・フロセス)がめちゃくちゃかわいくて…。ズキュンいかれましたね。

深堀 そのパターンね…(笑い)

奥田 花見の季節に、中目黒の目黒川沿いを歩いていたら、カップルの方がいて。ベンチに座りながら、映画のようなラブシーンで…。めっちゃいいなあって…。

砂田 あっ、武者修行のファイナルに全員の家族が見に来てくれて、ステージを降りたらみんなが迎えてくれて…。感動しましたね。

奥田 最初からそれを言ってよ!(笑い)

-今後の目標

砂田 僕たちが新しい令和の時代に革命を起こせるようになりたいですし、今は先輩たちが作ってくださったレールの上を、必死に走っている状況なんですけど、いつか自分たちで新しい道を作っていけるようになりたいです。

奥田 本場で学んできたこともあるので、常に僕たちから発信するものがすごいね、本物だねと言ってくれるグループになりたいですね。

深堀 世界に羽ばたけるアーティストにもなりたいですが、まずは日本を代表するアーティストになりたいです。大きいステージでもパフォーマンスしたいですし、日本を代表するアーティストになって、海外の方にも受け入れてもらえるグループになりたいです。

 

◆BALLISTIK BOYS(バリスティック・ボーイズ) 昨年8月に結成。「PROJECT TARO」出身の深堀未来(19)奥田力也(19)砂田将宏(19)、「ボーカルバトルオーディション5」ファイナリスト日高竜太(23)加納嘉将(22)松井利樹(19)海沼流星(19)による7人組。TRIBEでは初めて、全員がマイクを持ってパフォーマンスするのが特徴。また全員がLDHが運営するスクール「EXPG」出身のJr.EXILE世代。