俳優合田雅吏(49)が1日、東京都写真美術館で、主演映画「二宮金次郎」(五十嵐匠監督)初日舞台あいさつに出席した。
小田原藩桜町領(現栃木県真岡市)を復興に導いた二宮金次郎の青年期を描く。
二宮金次郎を演じた合田は、金次郎を祭る小田原の報徳神社を折に触れ訪れているといい「お参りすると金次郎先生に『来たか。俺のことをやって面白かったか』と言われるような気がする」と一心同体で撮影に臨んだ。満員の会場を眺め「やってよかった」と感慨深げに語った。
金次郎は農家生まれ。劇中では土を食べるシーンに挑戦した。スタッフの気遣いで「土のようなフレーク」が用意されていたというが、「撮影が進めば進むほど、何で食べちゃいけないんだと。『僕、食べます』と何の抵抗もなくやれました」と没入ぶりを明かし笑った。
田中美里(42)は、金次郎の妻・なみを演じた。金次郎に「銅像のイメージしかなかった」と笑ったが、「合田さんが二宮金次郎になっていって、顔つきも変わっていく。妻として見守る気持ちでした」と振り返った。合田との共演経験はあるが「あの時は…合田さんを殺しました」と回想し苦笑い。合田も「風呂に沈められて、捨てられる役」と続け、会場の笑いを誘った。