人気ロールプレーイングゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの新作発表会が3日、都内で行われ、スマートフォン向け新作タイトル「ドラゴンクエストウォーク」が発表された。
ドラクエシリーズで新機軸となる、位置情報によって実際の日本地図を使う「ウォーク」では、プレーヤーが主人公になって実際に町歩きしながら、バトルやダンジョン探検、レベルアップやお宝集めなど、ドラクエの世界を体感できる。
86年の第1作から今作まで関わる「ドラクエ生みの親」のゼネラルディレクター堀井雄二氏(65)は「こんな長くシリーズ続くとは思わなくて、今回また、新しいものを発表できるというのはうれしい」と感無量の様子。今作は構想から約3年での発表で「言っちゃっていいのかな、あのとき、『ポケモンGO』も流行ったからね」と、インスピレーションを受けたことも明かした。
スクウェアエニックスの柴貴正プロデューサーは「スマホの位置情報を使ったゲームがいっぱい出てきて、ドラゴンクエストの世界観にはまったら面白くなるんだろうね、と堀井さんと話していました。ポケモンも面白いなと思ったんですけど、ドラゴンクエストと掛け合わせたらいろいろできるじゃないかと思います。日本がドラゴンクエストなる」とアピールした。
ウォークの3大特徴として柴氏は「目的地システム」「ランドマーク」「自宅機能」を紹介。散歩などをしながら、ゲーム内イベントの目的地を自らの都合に合わせて設定でき、東京タワーや金閣寺など実際のランドマークも登場。日本どこでも設定できる自宅では、アイテム入手や1日の歩数、お出かけボーナスなどを入手できる。コンパスを装着した案内役スライム「スラミチ」など新キャラも登場する。
柴氏は「日常の風景がドラゴンクエストの世界になる。出張の多い人間にも楽しんでいただける。離島でも何か仕掛けてあるかもしれない。都会が有利とかでなくなるゲームになると思う」と話した。
ゼネラルディレクター堀井氏のほか、キャラクターデザイン鳥山明氏、音楽はすぎやまこういち氏と、制作スタッフの“ビッグ3”は不変となる。
配信開始は19年内の予定で、基本プレイ無料でアイテム課金システム。11日からは「β版体験会」が開催され、関東地区の18歳以上限定で、iosとアンドロイド各1万人ずつ、ひとあし先に体験できる。
発表会ではドラクエ好きのスピードワゴン小沢一敬(45)平井理央(36)が実際にプレイ。東京タワー周辺を歩き、出没したドラキーやゴーストとのバトルも披露した。MC徳光和夫アナ(78)も「リハビリ中の長嶋茂雄さんに勧めたい」とアピールした。国民的ゲームのドラクエ。位置情報を導入した新作が、ポケモンGOを超えるブームを起こすか、注目される。