柳井の恋人と接触した姫川は「ストサガ」9話見どころ

殺された柳井健斗の恋人の内田貴代(永瀬莉子=左)から残された音声ファイルを受け取った姫川玲子(二階堂ふみ)(C)フジテレビ

二階堂ふみ(24)亀梨和也(33)がダブル主演するフジテレビ系連続ドラマ「ストロベリーナイト・サーガ」(木曜午後10時)の第9話が6日、放送される。

原作は累計400万部の小説「姫川玲子シリーズ」。二階堂はノンキャリアでありながら27歳で刑事補に昇進した警視庁捜査一課殺人捜査第十係主任の姫川玲子役。姫川は高校時代にレイプされた過去を持ち、現在も当時の記憶に悩まされ続けている。親身になって励ましてくれた女性刑事が、犯人逮捕の際に命を落とし、その遺志を継ぐ思いもあって刑事になった。年上の部下となる巡査部長の刑事・菊田和男を亀梨が、天敵の捜査第五係主任の勝俣健作を江口洋介(51)が演じる。

相次ぐ暴力団員殺しの重要参考人として、事件の鍵を握る柳井健斗を演じているのが、ジャニーズJr.の寺西拓人(24)。クランクアップで山内大典監督から花束を受け取って「貴重な体験になりました。またご一緒できるように頑張ります。ありがとうございました」と話していた。

第9話では、暴力団・六龍会の構成員・小林充(古野陽大)、仁龍会の会長・藤元英也(鈴木隆仁)が連続して殺害された。事件を追う姫川(二階堂)は、重要参考人の柳井(寺西)の居場所を突き止めるが、遺体で発見された。自殺と思われ、遺書には「自分が小林と藤元を殺害した」という趣旨の内容が書かれていた。

だが、姫川は「柳井が藤元を殺すなんてあり得ない」と、真犯人の存在を確信する。柳井は過去に実姉を何者かに殺され、さらに、警察の誤認により容疑を着せられた実父を自殺で亡くしていた。警察上層部はその不祥事を隠蔽(いんぺい)するべく「柳井を追うな」と指示を出していたのだった。

柳井の恋人、内田貴代(永瀬莉子)と接触した姫川は柳井が残した音声ファイルを受け取る。そこには小林充が殺害されたときの現場音源が収録されていた。その声の主は極桜会の会長・牧田勲(山本耕史)に違いなかった。問い詰める姫川に対し、牧田は断じて自分は殺害していないと否定する。そこに、突然刃物を持って突進してくる牧田の舎弟・川上義則(田邊和也)。姫川を刺すはずが、誤って牧田を殺害してしまう。

その後、川上の供述により事件の全容が明らかになる。4人の死をもって一応の解決をみたこの事件。自分の身代わりになった牧田、救えなかった柳井に対し、姫川は責任を感じていた。数日後、警察は事件についての記者会見を開く。長岡刑事部長(小市慢太郎)は過去の不祥事が露呈しないよう、柳井については言及しないよう和田徹捜査一課長(羽場裕一)に命令していたが…。