芦名星「W県警の悲劇」でゴールデン帯連ドラ初主演

BSテレ東「W県警の悲劇」でゴールデン帯連ドラに初主演する芦名星

女優芦名星(35)が7月期のBSテレ東ドラマ「W県警の悲劇」(土曜午後9時)でゴールデン帯連続ドラマに初主演することが11日、分かった。

社会派サスペンスを手掛ける葉真中顕氏の同名小説が原作。芦名は“警察の中の警察”として「W県警」内の不祥事を暴く監察官・松永菜穂子を演じる。意思決定の場として県警幹部が集う「円卓会議」への参加を目指し、男性社会の中で奮闘する役どころだ。

芦名は映画「不能犯」「検察側の罪人」などシリアス作に出演。ドラマはテレビ朝日系「スペシャリスト」「捜査一課長」など刑事役も多く、ストレートの黒髪とクールビューティーな印象も相まって“新・サスペンスの女王”の呼び声も高い。常に上を目指す強い女性像は、芦名のイメージにぴったりと言えそうだ。

11日からクランクイン。芦名は主演オファーに「とてもうれしかったです。この夏はここに尽力しようと思います」と意気込む。出世のために手段を選ばない役柄だが「この感情は私の中であまり感じたことがないので、自分を通して、感じられることが楽しみです」。

毎話週替わりで登場する女性ゲスト扮(ふん)する警察官と、女同士のバトルも展開する。リアリティーと想像力、繊細な感情表現を意識しつつ「毎話ごとに個性豊かな登場人物と対峙(たいじ)していくのですから、とにかくそれをしっかりと持ち、菜穂子として生きたいと思います」と話した。

◆芦名星(あしな・せい)1983年(昭58)11月22日、福島県生まれ。03年女優デビュー。中学卒業後に上京し、高2でスカウト。ドラマは13年NHK大河「八重の桜」、18年テレビ朝日系「相棒season17」など。趣味筋トレ。165センチ、血液型O。