F4のごとく宝塚95期もスターぞろいの黄金世代

「花より男子」に出演する柚香光(撮影・白石智彦)

圧倒的な華やかさを持つ花組スター柚香光(ゆずか・れい)が、少女漫画の象徴作「花より男子」に主演。

日本のテレビドラマでは松本潤が演じた道明寺司を好演している。クールな顔立ちで、財閥御曹司の「俺様」キャラが、ぴったりはまっている。東京・TBS赤坂ACTシアターで、7月2日まで上演中。

「F4」のごとく、宝塚95期もスターぞろいの「黄金世代」。星組は次期トップの礼に瀬央ゆりあ、月組の月城かなと、雪組に朝美絢、宙組は桜木みなと、同じ花組にも水美舞斗と、各組に路線の主力がそろうのも珍しい。宝塚音楽学校時代から首席の礼は真っ先に次期昇格。柚香は直接連絡をもらい「いつも先頭を走っていた。素直にうれしい」と笑顔を見せた。

◆柚香光(ゆずか・れい)3月5日、東京都生まれ。09年入団。花組配属。14年2月「ラスト・タイクーン」で新人公演初主演。同6月「ノクターン」で宝塚バウホール初主演。15年8月の台湾公演でオスカル。17年「はいからさんが通る」で外部劇場に初主演。昨春の博多座「あかねさす紫の花」で、トップ明日海と異例の役代わり。身長171センチ。愛称「れい」。

◆TAKARAZUKA MUSICAL ROMANCE「花より男子」(原作=神尾葉子、脚本・演出=野口幸作) 名門校「英徳学園」は、「F4」と呼ばれる美男子生徒4人が支配していた。「Flower four(花の4人組)」は、眉目秀麗なお坊ちゃま集団。世界的財閥の御曹司である道明寺司(柚香光)、花沢物産の跡取り息子でクールな花沢類(聖乃あすか)、茶道家元の息子でプレーボーイの西門総二郎(希波らいと)、美作商事の後継者でマダムキラーの美作あきら(優波慧)の4人。一般庶民ながら入学した牧野つくし(城妃美伶)は、友人をかばい「F4」に目をつけられる。