飯田不在…KANA-BOON騒動後初ライブで一礼

4人組ロックバンドのKANA-BOON。左から2人目が飯田祐馬

一時音信不通となったベーシスト飯田(めしだ)祐馬(28)が精神的な病気のため、音楽活動を一時休止することを発表した4人組ロックバンドKANA-BOONが23日に都内で、騒動発覚後初のライブに出演した。

交流がある3人組バンド、シナリオアートの全国ツアーファイナルの対バンとして出演した。冒頭、ボーカルの谷口鮪(29)が「本当に心配をおかけしました。全力で、今日はこの4人でぶち抜きたいと思います」とあいさつした。ベースの代役はシナリオアートのリーダー、ヤマシタタカヒサが務めた。谷口はヤマシタにも「ヤマピーに力を借りております」と深々と一礼した。

飯田の病状や現在の様子については言及しなかったが、後半のMCでは「なかなかこういう機会もないから、俺らはなるべくプラスにバンドやっていこうと思います。今、飯田休んでますから、いろいろみんなも心配してくれたりとか、思うこともたくさんあると思いますけど」と飯田に言及。「今できることを、精いっぱい残りのメンバーで、ヤマピーも手伝ってくれてるし、ヤマピーも含めて手伝ってもらいながら、やっていこうと思いますので、これからもどうかよろしくお願いします」と何度も頭を下げ、客席から20秒間、拍手を受けた。

シナリオファンも含め完売した650人の前で代表曲「シルエット」や新曲「まっさら」など約45分間、9曲を披露した。

会場外にはテレビ局の取材クルーも訪れ、緊張感のある雰囲気となった。