北山たけし&大江裕、女形披露など“見どころ”満載

明治座公演を行った北島兄弟の大江裕(左)と北山たけし(撮影・松本久)

ユニット「北島兄弟」として活躍する演歌歌手北山たけし(45)と大江裕(29)が28日、東京・中央区の明治座で全国ツアーの初日公演を行った。

昼夜2公演で約2600人を動員した。

師匠・北島三郎(82)が命名をして昨年8月に「ブラザー」でデビュー。年末のNHK紅白歌合戦の企画コーナーで、北島と一緒にステージに立つなど、順調にステップアップをしてきた。

今年はこの日を皮切りに全国24カ所で公演を実施。北山は「明治座は師匠が何度も座長公演をした場所。師匠も『いいじゃないか』と言ってくれました。今回は1日だけだけど5日以上をやるなら、師匠の船『北島丸』をタダで貸してくれると言っていた。ぜひやりたい」と意欲を見せた。この日の舞台を見に来ると言っていた北島を止めたのは北山だという。「自分たちが緊張をしてしまうので、遠慮をしていただいたんです」。

ステージでは、ユニットの新曲「兄弟連歌」や、北島のヒット曲「まつり」「風雪ながれ旅」、それぞれのソロ曲など計22曲を歌唱。“聞かせどころ”たっぷりの歌だけでなく、北山の太鼓と尺八、大江の女形などの“見どころ”も満載だ。大江は「いつもとは違うショーを見てもらいたいから」と話した。

今年の紅白のステージについては、北山が「2人で狙っています」。大江も「それが(北島)先生への恩返しになりますから」と出場を期していた。