ミュージシャンで俳優のピエール瀧(本名・瀧正則)被告(52)にコカインを譲り渡したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた無職田坂真樹被告(48)が、東京地裁(楡井英夫裁判官)で懲役2年6月、執行猶予4年の判決を言い渡された。
起訴状によると、3月11日に自宅近くのコンビニ駐車場で、瀧被告にコカイン6グラムを15万円で譲り渡したとされるが、楡井裁判官は「譲渡量は、数十回分の使用量と多く、長年にわたって譲渡をし常習的だった」とした。「有名芸能人との関係維持が目的で、譲渡に意欲的ではなく、自身の使用も認められず、大きく報じられたことで自制も期待できる」として、執行猶予がついた理由も述べた。
楡井裁判官から「今回の事件で、多くのものを失ったはず。罪の重さを知って、コカインの入手先との関係も必ず断ち切ってください」と“説諭”を受けると、田坂被告はうつむきながらうなずいていた。
今月25日の初公判では、瀧被告に長年にわたって薬物の譲渡に関与してきたことについて「瀧さんのような有名人と仲が良いことに優越感があった。ライブのチケットなどもとってもらいたかった。ミーハーな部分があったと思う。一緒に遊んでいた当時よりも有名になって、誰もが知っている芸能人の頼み事を聞いてあげていると思っていた」などと述べていた。