異色お笑いコンビ「お医者さんコン」が波乱起こす?

オスマン・サンコン(左)と大竹真一郎氏

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

ギニア出身タレントのオスマン・サンコン(70)とTBS系「名医のTHE太鼓判!」にレギュラー出演する医師の大竹真一郎氏(51)が、異色のお笑いコンビ「お医者さんコン」を結成し、コント日本一を決める「キングオブコント2019」で予選1回戦を突破した。

R-1ぐらんぷりにも挑戦したことがある大竹氏が、サンコンを誘ったことがきっかけで結成。コンビ名は2人の肩書と名前を合わせ「お医者さんコン」となった。ネタは大竹がつくり、サンコンはボケを担当するという。

先日、挑戦することを表明した記者会見では、大竹氏が「2回戦にいけたら良いって思います。芸人さんはこれに向けて1年間やってきているわけですから」と控えめなコメントだったが、サンコンは「絶対勝ちます」と自信を見せていた。

会見の時点でネタが1つしかなく、ネタ合わせもあまり進んでないという状況だったので、正直、期待していなかったが。関係者いわく「ガチの審査が行われている」なので、文字通り、実力での突破だ。

目標を達成した大竹氏は、「サンコンさんという素晴らしい相方に恵まれ、僕らにしかできないネタで勝負しました。サンコンさんが日本語を読めないのと、お互いに忙しいのでネタ合わせができないというハードルはありますが、僕らしかもっていない武器を使って、2本目のネタをつくります」。70歳にして「キングオブコント」に初挑戦、見事、1回戦を突破したサンコンは「健康なのは笑うこと。日本人は笑うことを遠慮しがちだけど、笑ってストレスを吹き飛ばして、いい人生を送ってほしい」と余裕のコメントを残した。

会見の際、優勝賞金1000万円についてサンコンは、「(大竹)先生に半分。ギニアにサンコン小学校あるので寄付しようかな。ただ、全額はちょっと…」と笑いを誘ったが、意外に勢いに乗って決勝進出もあるかもしれない。