城島茂かまずに福島PR「ジャニーさんも喜んでる」

イベント終了で取材陣の問いかけに応じてジャニーさんへの思いを語るTOKIOの城島茂(左)と松岡昌宏(右)(撮影・丹羽敏通)

TOKIO城島茂(48)松岡昌宏(42)が12日、都内で、福島県産の農作物をPRする「ふくしまプライド。」の新CM発表会に出席した。13日から放送されるCMの「桃編」に城島、「夏野菜編」に松岡が出演する。

会見終了後、9日に亡くなったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(享年87)について、松岡は「自分たちが、こうして仕事をしていくことが供養になる」。城島は「ジャニーさんに見いだされて、社長に育ててもらったから今がある。これからも教えを胸に笑顔で活動していく、それがジャニーズのアイドル」と話した。

この日は、ジャニーズのタレントたちのみで執り行う、家族葬が行われる。松岡は「なかなかジャニーズのタレントが一堂にそろうことはない。最高の舞台を用意してくれた」。城島は「楽しくと言ったら不謹慎なんですが、楽しいことが好きだったので笑顔でやりたいと思います」と話した。

会見で城島は「今年もキャラクターに就任することができて、本当に光栄に思います。メンバー一丸となってPRしていきます」。松岡は「福島では、僕たちは『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)の収録もやっています。現地の人と会って、その思いも聞きました。CMで、その思いも伝えていきたいと思います」と話した。

TOKIOは12年度から、福島県のCMやポスターに起用され、今年で8年目になる。城島は、福島への思いについて「今年は福島で19年目となる米作りをしています。普段は都内、全国各地を回っていますが、福島にやってくると、帰って来たという気持ちになります」。松岡が「よくもかまずに、スラスラと言えましたね(笑い)。ジャニーさんも喜んでいるよ」といじると、城島は斜め上を見上げて「頑張ってるよ、ジャニーさん」と笑顔で、ジャニー社長へと呼び掛けた。

城島は「CMでは、いろいろな思いを恩着せがましくなく、コミカルに伝えています」。松岡は「CMスタッフのチームワークも、年々良くなっている。普通、CMの打ち合わせというのは半日から1日かかるけど『ふくしまプライド』は1時間半で終わってしまう。城島さんもやる気になればできる。スラスラとしゃべれた」と笑った。

CMで風呂上がりに桃にかぶりつく城島は「撮影は都内の銭湯で行われました。CMなんでカットがかかって、全部食べられなかったんですけど、もっと食べたくなる、本当においしい桃でした。あと30歳くらい若くて、キンプリ(King&Prince)くらいの年だったら裸になったんでしょうけどね」と笑った。居酒屋を舞台にトマト、キュウリなど福島の野菜をPRした松岡は「僕も行ったことのある居酒屋で撮影があったんですけど、楽しくやれました」と話した。

城島は「福島に関わるようになって20年くらいになりますが、福島ならではの寒暖差だったり、風景、磐梯山だったりの中で育つ野菜はひとしお。福島の皆さんに支えられたからこそ、今のTOKIOがあると思いながら活動しています」。松岡は「福島の人は、本当に明るいんですね。ポジティブさみたいなものが、おいしさにつながっているんだと思います」と話した。

冒頭にあいさつした福島県の内堀雅雄知事(55)は「最初にジャニーさんへの思いを話させてください。TOKIOは福島の農産物を応援して、支えてくれてきました。そのTOKIOの活動に理解を示し、支えてくれたジャニーさんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします」と話した。